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つれづれ 2

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

流域紀行八王子 -風景に歴史を訪ねて

2017-03-19 13:59:23 | 馬場先生の野外講座


2016年10月期:第五回
川口川をさかのぼる③(最終回) 釜の沢橋から今熊山山麓まで

野外講座は2月がお休みでしたので
お仲間とも久し振りに会えて
話も弾み元気に歩いてきました。(3月18日)

長閑な早春の風景を眺め、寺院を訪ねながら
流域紀行の最終回に相応しく里山を楽しんで来ました。

上川霊園行きのバスでバス停「森下」で下車。



最初に訪ねた熊野神社に参拝する。



暫らく歩いて三光院の山門から撮りました。



山門には阿形・吽形の双龍が堀込められています。





長閑な風景を楽しみながら歩く…



鎌倉古道の残る道に沿って石仏や石碑が並んでいます。



その奥にある馬頭観音堂、落ち着いた雰囲気のお堂でした。



静かな早春の景色を楽しみながら歩きました。



大仙寺の山門が見えてきます。



入り口には古い石仏や石碑が
歴史の古さを物語っている様でした。



境内には納め札が沢山貼られた古いお堂がありました。



本堂です。



この大仙寺の山門前から今熊山が望めます。


昼食は農村環境改良センターでそれぞれ持参したお弁当を食べた~
午後の最初は田守神社。



正福寺に向かう道の枝垂れ梅が満開でした。



前方に正福寺が見えてきました。



向拝の上部に龍や獅子などの素晴らしい彫刻が拝見出来ました。





正福寺前から眺める今熊山の眺望です。
今熊山は標高505メートル、山頂に今熊神社が祀られています。


この流域紀行を歩き始めたのが2014年4月でした
先ず浅川を遡り、湯殿川、山田川、南浅川、城山川、北浅川、川口川等…
一つ一つ振り返ると思い出は尽きませんが
寺社や地域の歴史を新たに知る事が出来た楽しい流域紀行でした。

2017年4月期からは表題も新たに「大人の遠足」が始まります。
一日散策の遠足です。
探訪先は 東京・神奈川・埼玉・山梨 (時には千葉も)方面です。
略して 「と・か・さ・や」だそうです。またまた楽しそう…
今から楽しみで…わくわくしています。
来月4月は先ず東京からです。どんな景色に出会えるか楽しみです。
馬場ファミリーは4月期からも元気に歩きます。







風景に歴史を訪ねて

2017-01-22 12:42:52 | 馬場先生の野外講座



2016年10月期:第4回
湘南のまち藤沢へ-遊行寺( 清浄光寺)と新林公園

今年初めての野外講座は初詣を兼ねて藤沢市にある古刹遊行寺を訪ね
午後は片瀬山の麓にある新林公園を散策、と云ういい一日でした。

朝、集合場所で森脇さんから前回の横浜での集合写真を頂いた。
みんなの笑顔が素敵でした~
この日も笑顔で馬場先生のプリントを片手に歩いてきました。(1月21日)

小田急江ノ島線藤沢本町駅で下車、快晴の空が気持ちよかった。
程なく歩いて境川の架かる遊行寺橋よりの景観です。



時宗総本山遊行寺(正しくは清浄光寺)の
黒く塗られた大きな総門(冠木門)が見えて来る。
総門を潜り、いろは坂と云う勾配の緩やかな坂道を歩く…



銀杏の大木が聳え立つ…葉が無いのに、もの凄い迫力を感じた。
標高30メートルもあったが昭和57年8月の台風で惜しくも10メートル余りが
折れてしまい今では20メートル位の様ですがそれでも凄い大木です。



馬場先生が昭和57年前に偶々撮っていたと云う写真を
プリントに貼付して下さっていたので掲載します。
クリックで拡大します


本堂
登録有形文化財



木造建築物としては関東一円では随一の大きな仏殿と云われています。



宗祖・一遍上人像



鐘楼 登録有形文化財です。
延文元年1356年鋳造され「延文の鐘」と呼ばれ現在も朝夕に時報として撞かれる。
戦国時代に小田原城へ持ち去られるが寛永3年1626年遊行寺の
檀徒 中里理安らの働きによって当山に戻る。
鐘楼の下には中里理安の墓とその子利益の墓碑があった。



中雀門
境内最古の木造建造物で重要文化財。
1859年建築、大棟に皇室との繋がりを示す菊の御紋、
屋根の下に徳川家の御紋である三葉葵が刻まれている
現在も正門として使用されている。



放生池
この池は対岸の太鼓堂をのぞみ、池中には聖観世音を祀る中島を配し
真鯉、緋鯉が多数泳いでいる。



弁財天社。開運弁財天を祀る。



敵味方供養塔 博愛思想を表す日本最古の碑
上杉膳秀の乱の犠牲となった人々や動物を供養した碑。
石碑建立の施主は足利持氏、名号は14代太空上人による。



境内では梅や椿が咲き芳香が漂っていた…
長生院(小栗堂)です



裏に小栗判官公並びに十有志の五輪塔の墓がある。
ここで馬場先生から小栗満重が乗りこなした
「必ず人を喰らふが故 鬼鹿毛と名づく」と云う「悪馬」の話を伺う。
八王子の横山党が敵役として登場するなど
説経節「をくり」によって名高い近世初期の大作
「小栗半官絵巻」の資料も見せて頂いた。



照手姫の五輪塔の墓



遊行寺坂。
寺の東側を下っている東海道の坂を遊行寺坂と呼ぶ、
相模原台地が平地に臨む先端部にあたり、
正月の箱根駅伝では8区後半の難所として知られている。



午後は新林公園を訪ねる。



旧小池家の母屋が移築されている。



母屋の裏。



広々とした公園内にある池の周りには木道の散歩道があり
静かな片瀬山の麓です。




古刹遊行寺の初詣は然る事ながら、
山里の様な新林公園も堪能でき
1月に相応しい良い野外講座でした。

2月の野外講座はお休みの月ですが
又3月にはどんな風景に出会えるか楽しみです。










流域紀行八王子 -風景に歴史を訪ねて

2016-12-18 15:31:36 | 馬場先生の野外講座


2016年10月期:第3回
晩秋の横浜を歩く-シーバスで山下公園へ、関内を巡る

野外講座では先生のご配慮で1年に何回か八王子を離れて
ちょっと趣の変った何処かへ連れていって頂いています。

今回は新春に歩いた横浜の再訪になりますがシーバスに乗り
洋上からの眺めや関内の歴史的建造物も沢山見る事が出来ました。

天気までが私達に応援している様で暖かくて風も無く綺麗な青空でした。
今日も みんな馬場先生のプリントを片手に楽しんできました(12月17日)

横浜駅東口から山下公園まで直行のシーバスに乗ります。
私達の乗るシーバスが入ってきました。



先ず後部のデッキを陣取った。
素晴らしい眺めと潮の香りが横浜らしかった。





みなとみらいビル群。
快晴の空と海風が気持ちよくて一生懸命写真を撮った。
まさにクルーズ日和です



何時まで眺めていても飽きない風景。
赤レンガ倉庫が見えてきました。



懐かしい大桟橋埠頭の先端を海の上から眺めた~



雲一つない青空、
ベイブリッチも綺麗に光っています。



日本郵船氷川丸
このアングルで撮れるのも洋上ならではの醍醐味です。
陸からでは絶対に撮れない位置です~



シーバスに満喫した頃、山下公園に着きました。
少し歩いてヘボン博士邸跡を見る。



次のアメリカ山公園からの横浜港の眺望は綺麗でした。 


この公園では冬薔薇が綺麗に手入れされていて
富士山も見えた。(富士山は上手く撮れなかったけど…)



4200人余りが眠る山手外国人墓地。



港の見える丘公園からの眺めは素晴らしかった…
何時まで眺めていても飽きない位の景観です。





この港の見える丘公園に囲まれた「ポートヒル横浜」の1階にある
「山手ローズテラス」で昼食を頂いた。
美味しいイタリアンなのに良心的なお値段でした。
そして窓からは素晴らしい景観が楽しめるお店でした。



フランス山の風車。
説明書きによればフランス領事館とその官邸が建設された時
このフランス山には井戸水を汲み揚げるため風車が設置されていました。
残念ながら当時の物は残されていませんが、かってのフランス山を偲ぶ
モニメントとして風車を設置しています。
風車が回ると水が汲み揚がる様になっているそうです。
風車の色はフランス国旗の色にちなんで青、白、赤に塗り分けられています。



横浜開港広場
中央の“開港の泉”と呼ばれる噴水は
日本近代文明発祥の地を象徴し、文明が広がってゆく様を
時計の文字盤のような12本の放射線で表現して
時刻の文字にあたる所にはサークルミラーとよぶ
ステンレスパネルを立てて現代文明や現代社会を
映し出す姿見としたという。周囲の舗装は
波をデザインのモチーフとし、
樹木や街具とも調和した空間を演出していた。
そのあと、横浜開港資料館(旧館)の中を見学する
この近くで森脇さんが集合写真を撮って下さいました。



クイーンの塔。横浜税関
高さ51メートル、
第二次大戦直後、マッカーサーが初めに
連合国最高司令官総司令部(CHO)を設置した。



ジャックの塔。横浜市開港記念会館
高さ36メートル、
明治42年(1909)横浜開港50周年を記念して
市民から寄付を集めそれを基に大正6年(1917)に完成。
赤煉瓦と白い石積の外壁が調和した建物。
二階のステンドグラス展示物は
震災でめちゃめちゃになったものを修復したものです。





キングの塔。神奈川県庁本庁舎
高さ49メートル、
昭和3年(1928)震災復興建築として建設。
昭和前期の雰囲気を伝えている『帝冠様式』



神奈川県立歴史博物館。
旧横浜正金銀行本店、妻木頼黄の設計で
横浜唯一の石造りで半円形のドームが美しい。



帰りのJR桜木町駅まで歩く途中、大岡川に架かる辨天橋の下で
一艘の繋がれた小舟が とってもロマンチックにみえました~


シーバスは陸上からとは全く違った景観を見せてくれました。
快晴で風もなくて暖かい一日、まさにシーバス日和でした。
いつ来ても何回来ても横浜は新鮮です。

流域紀行もあツと云う間に一年が過ぎてしまいました。
今年も皆様に支えられながら歩く事が出来ました。
色々有り難うございました。
来年1月は又八王子を離れて「湘南のまち 藤沢」です。
どんな景色に出会えるか楽しみです。
馬場ファミリーは来年も元気に歩きます。













流域紀行八王子 -風景に歴史を訪ねて

2016-11-28 13:02:16 | 馬場先生の野外講座


2016年10月期:第2回
川口川をさかのぼる ② 堀口橋から十内入橋まで

11月19日は馬場喜信先生の野外講座の日でした。
私は風邪の為にダウンでした。

最近は実際の体力と自覚している元気が
比例しないもどかしさを感じる事がよくあります。

準備が済ませてあったので「行こうかしら?」と
自問自答を繰り返す朝でしたがやっぱり止めて正解だった様です。
ゴホン ゴホンの一日でした。


一昨日はアシスタントの森脇さんから
当日の馬場先生の地図やプリントを送って頂きました。
全部で三枚もありました。

森脇さんのお手紙には沢山の写真が貼付されていて
居ながらにして綺麗な紅葉を和ませて頂きました。

お仲間の田子さんからはメールで写真を送って頂いて
臨場感のある写真に元気をもらっています。
いい方々に恵まれ今さらながら幸せを噛みしめています。


当日歩いた地図です。クリックで拡大します



森脇さんの写真です。クリックで拡大します


以下は田子さんからの写真です。
法蓮寺



法蓮寺の山門から参道を振り返る。川口川まで真っ直ぐに延びています。



長福寺鳥栖観音堂



長福寺の紅葉



昼食を食べた西部会館の前、火の見櫓です。



龍正寺



龍正寺中之島と十二社弁天池



長楽寺



長楽寺の六地蔵



円福寺



熊野神社



川口川十内入橋から上流を見る

来月は横浜へ行ってシーバスに乗ります。
この講座のちょっと遠出の遠足です。しっかり体調を整えます。








流域紀行八王子 -風景に歴史を訪ねて

2016-10-23 13:32:51 | 馬場先生の野外講座


2016年10月期:第一回
川口川をさかのぼる ①仲田橋から堀口橋まで

川口川をさかのぼるの第一回目、ちょっぴり空はグレーでしたが
暑くなく 寒くなく 風もなく、歩くのにはお誂えの日でした
今日も先生から頂いたプリントを片手に歩いて来ました。(10月22日)


中野団地行きのバスで遺跡公園バス停で下車、
ここでコースの説明、今日の見所などの話がありました。

犬目という地名は「井ノ目」 つまり水が湧き出るところ
それが転じてイヌメとなったと考えられる…



清水公園 (井戸尻湧水跡)
「井ノ目」に対して「井戸尻」と呼ばれていた。
地下水が豊富に湧出するところで、平成2年(1990)に開園した。



園内には湧水を生かした池がある。



改修を終えている川口川の景観を眺めながらさかのぼる…


一悦庵跡
江戸時代「瞽女宿」として知られてきた。
瞽女(ゴゼ)とは鼓を打ったり三味線を弾いたりして歌を唄い門付をする
諸国を巡る盲目の女芸人をいう。



目も鼻もなくなり かなり傷んでいる六地蔵が並んでいる…



板碑2基が建っている。


馬場先生のプリントに貼付されていた写真です。


瞽女の墓もあり往時を偲ばせていた。



午後は先ず日枝神社へ
境内社に御嶽神社、白山稲荷社がある。



上から流れてきた谷戸川が川口川に合流している。



川口川を遡って行くと
先方に見えている赤い屋根がこれから訪ねる安養寺です。



犬目山安養寺 真言宗智山派


山門を入ると鐘楼、六地蔵がある


山門の左に「国民党首領塩野倉之助碑」が建つ


本堂


落ち着いた境内。



安養寺の駐車場で十月桜が、丁度満開!
空いっぱいに広がっていて見事な姿です。



柔らかい色合いが素敵でした。



川口川をさかのぼる。
上流に行くにしたがい 次第に昔ながらの自然の川の姿を留めている





大きく蛇行した自然の姿が美しい景観でした(堀口橋より)

こじんまりと整備され、雑木林の囲まれた清水公園や、
歴史に残る社寺なども訪ねたり いい野外講座でした。

思いがけなく満開の十月桜に出会えたり心の和む一日でした。
来月も又、どんな風景に出会えるか楽しみです。