猿といえば、赤い顔、赤いお尻、人間によく似た動物です。
インドでは、猿(ハヌマンラングール)はハヌマン神の使いであり、アフリカでは、猿(ヒヒ)は神聖なもの、中国では神秘な存在とみなされています。
古代エジプトでは、ヒヒは神や神の使者として崇められ、ミイラも作られました。
サルはウマを守ると言われ、厩(うまや)の守護とする伝承は、古く、広範囲に見られます。
孫悟空が天界に召されたとき、「弼馬温(ひつぱおん)」として天馬の厩を任されますが、これはインドの古いことわざ「ウマの病気がサルの頭上に集まる」というものが中国に伝来し、生まれた話のようです。
玉帝の御前にやってきた地上の妖仙、孫悟空。
御馬監の執事のポストがひとつあいていたので、「弼馬温(ひつばおん)」なる役職がつくられ、そこにおさまりました。
悟空は天馬たちの世話を熱心にやき、半月経過。仲間たちが歓迎会を開いてくれました。
たのしく飲んでいた悟空ですが、「弼馬温」という役職が下っ端の馬番だと知り、大激怒。
古来日本では、猿は神の使者と信じられています。そして、「サル」と「去る」の語呂合わせから、災いを取り去るという縁起物として知られています。
また、サルは馬を病気から守る動物として信じられ、室町時代(1392~1573)には猿を馬屋(厩)で飼う習慣があったそうです。
有名な日光の東照宮には、神馬(白馬)の馬屋があります。その出入口の上方の欄間にも猿の彫刻があり、中でも三猿(さんさる)はよく知られています。
この彫刻は「見ざる」「聞かざる」「言わざる」の三態を現し、世渡りの大切なポイントを暗示したといわれる傑作といわれています。
これも「サル」の語呂から「~ざる」と言ったしゃれた言い回しをしています。
■飛騨高山の「さるぼぼ」
「さるぼぼ」とは、飛騨高山で生まれた郷土人形で、その昔子供が産まれたときの御守として、玩具の代わりに与えられたそうです。
おばあちゃんが子供や孫にこつこつ作ってあげた「さるぼぼ」は子供たちの遊び道具として長く親しまれてきました。
「日本で一番古いぬいぐるみの原型」とも言われ、奈良時代に中国から伝わり、貴族の間で重宝されたようです。
また「さるぼぼ」とは、飛騨高山の言葉で「猿の赤ん坊」という意味になります。赤い顔と体が猿の赤ん坊に似ていることが由来です。
「猿」という読みをかけて、「災いが”さる”」、「家庭”猿”満(かていえんまん)」、「”猿(えん)”むすび(縁結び)」など、厄除けや縁結び、女性の安産のお守りとしても、「さるぼぼ」は重宝されています。
したっけ。
道祖神ですね~。
家の近くに猿田彦神社
あります。
本当は「災いサル」より来ないほうがいいですね^^
したっけ。
午前中に【サル】と言ってはいけないって言われていました。
つい出てしまった言葉を解除するおまじないは【ズドン!】です。
猿に対してではなく、単に言葉を打ち消すものです。
そう信じたい~!
【サル】【ズドン】!
初めて聞きました^^
したっけ。
人間以外は,みんな安産の神様だわ
人間も卵で産んで,ダラリンと一緒に温めて孵化させる所から協力したら,社会が変わるよね♪
次男の干支は猿年なので
少しでもご利益があるといいのですけど(^^ゞ
まだその兆候は全然見えません^^
人間は二足歩行になったため難産になりました。
卵を産んで十ヶ月も温めていたら、社会は変わるよ。みんな失業だよ^^
したっけ。
「ごエン」がないということですか^^
したっけ。
さるぼぼを買いました。
でも自分用に買わなくて、実家にあるのかも不明。。。
由来を知らなかったのですが、かわいくてひと目で
気に入ってしまいました。
自分用に買えば良かったです。
でもやっと今、由来がわかって嬉しいです。(^∇^)
そうですか。それは残念でしたね。
素朴なものって、人をひきつける魅力がありますね^^
したっけ。