goo blog サービス終了のお知らせ 

徒然にっき'18

OCNブログから引っ越してきました。
文華の日常を綴った、プライベート日記です。

誰が子どもを守るのか…

2011-04-20 21:25:00 | 教育
昨日、文科省から屋外活動の安全基準が出された。
「環境放射能測定値が、毎時3.8マイクロシーベルト以下」なら、問題ないとのこと。
このことを最初に知ったのは、地元のテレビニュース。
耳を疑った。
年間被曝上限20ミリシーベルトが基準だなんて、明らかに高すぎる。
こんなのを鵜呑みにして、子ども達を屋外で活動させるわけにはいかない。


今朝の打ち合わせで、ボスは
「県や市が指針を出すまでは、屋外活動はしない。」
との判断を下した。


ところが、
「県や市が『外で活動してください。』って指針を出せば、従わないわけにはいかないですからね~。」
と雑談で言い出した。
おいおい、ボスがそんな調子じゃ困るんだよ。


私「いや、国の基準はあまいと思います。福島市は本来放射線管理区域に設定しなくてはいけないぐらいの高い数値なのですから、できるだけ外での活動は控えたいです。」


ボス「いや、うちは、市内でも低い方なのだから、さわぐことはできませんよ。」


私「今は何の影響がなくても、10年後、20年後に何か子ども達にあったら後悔します。今のうちに防げることは、できるだけ防いでおきたいです。」


ボス「だから、教員を辞めて県外に避難している人もいるのですよ。」


うーん。
仕事を辞めて避難しても、自分の被曝を防げるだけで、今いる子ども達は守れないことに変わりはないんだけれど…。


ボスがこんな調子じゃ、埓があかないから、よっぽど県や市にメールでも送ってやろうかと思った。
でも、提言するには役職や氏名が必須だし、そんなことしたらボスに迷惑がかかってしまう。


県や市が、子どもの安全を第一に考えた指針を出してくれることを祈る。


ドキドキ・わくわく授業参観

2011-04-15 21:58:00 | 教育
1年生にとっては、初めての授業参観。
初めての授業参観におすすめなのは、なんと言っても「書写」。
保護者の方に、字を書くときの姿勢や、鉛筆の持ち方、注意事項などを啓蒙できるからだ。


今年度から、新学習指導要領になり、教科書や指導書も一新した。
今までCD-ROMだった資料がDVD-ROMになったので、
「大画面のテレビで見られるかも。」
という期待を寄せて、機器に投入。
しかし、非常にも「非対応です。」というメッセージが出てきた。
仕方なく、自分のノートPCで映像を見せた次第。
こういうとき、少人数学級は便利だ。


授業参観の前半は、1・2年生が一緒にビデオを観ながら、姿勢や鉛筆の持ち方を確かめた。
学級の4割が左利きなので、左利き用のプリントも用意し、両方の手本を示した。
練習の時間は、保護者の方が我が子に張り付き、
「姿勢!鉛筆!」
などと、声をかけていた。


後半は、それぞれの学年に分かれて、字の練習。
1年生はひらがな、2年生はカタカナだ。
1年生にかかりきりになってしまったため、2年生には申し訳ないことをしてしまったが、皆一生懸命書いていた。


1年生の集中力が段々切れてきたので、30分には授業を終え、
「ちゃんと1年生になれたか、お家の人に見てもらおう。帰りの用意をしてごらん。」
と、切り返す。
その間に、2年生の勉強のまとめをする。


それでも時間が5分ほどあまったので、鼓笛の演奏を見てもらうことにした。
できのよい校歌をやろうとしたら、
「ヤマトがいい~。」
と言われたので、練習途中の「宇宙戦艦ヤマト」をお披露目した。
子ども達ががんばる様子を見て、保護者のみなさんも感激した模様。


1年生にとっては、初めての授業参観。
ハイテンションになることも予想されたが、意外に大丈夫だった。
あるお母さんは、我が子の様子をせっせとビデオと写真に収めていた。
初めての1年生だし、なんでも記録しておきたいんだろうね。


自分も今年度初めての授業参観で緊張したけれど、カワイイ1・2年生と一緒に勉強できて楽しかった。


屋内活動は安全なの!?

2011-04-14 22:37:00 | 教育
先日から懸念していた「市鼓笛パレード」は、2学期に延期になった。


どうやらうちのボスは、運動会など屋外での活動を2学期に回し、屋内での活動(文化祭など)を1学期に行う意向のようだ。
文化祭を6月下旬に行いたいと言われ、疑問に思うことがある。
6月下旬と言えば、気温が高く、じめじめと湿気の高い時期だ。
体育館の窓や扉を閉め切り、半日活動することは可能なのだろうか?


通常の学校生活、帰宅してからの日常生活についても、同じ事が言える。
今はまだ窓を閉め切っても我慢できるけれど、気温が高くなれば、いつか我慢できない日が来るはず。
無理をして我慢したら、具合が悪くなるのは目に見えている。


現状を見る限り、原発から放出される放射性物質の量は当分横ばいのようだし、どう考えても、現状維持がよいとは思えない。


やはり、ふぐすまけんみんが、もっとデモでも起こして、不安を訴えるべきなんだろうか??


今更、レベル7ですか?

2011-04-12 23:37:00 | 教育
原発が水素爆発を起こした時点で「レベル7だろ。」って噂は流れていたけれどさ。
やはり「レベル7でした。」って正式に発表されると、事の重大さをひしひしと感じるよね。


もう、世界のふぐすまだよ。
歴史に名を残すよ。
「双葉郡」とか「飯館村」のようなマイナーな地名が世界中に知れ渡るなんて、すごいことだよ。


今日の下校前、クラスの子ども達が、
「チューリップを見たい。」
と花壇にかけだしていった。
自分の植えたチューリップがすくすくと育っているのを見て喜び、満足そうにさわっていた。
春はいろいろな草花が次々と芽生えて、嬉しい季節だよね。
なのに、その気持ちを抑えるような指示を告げなくてはならない。
「みんなは、ときどきしか放射能をあびないけれど、草花はずーーーっと放射能をあびつづけているんだよ。だから、できるだけさわらないようにして、もしさわったときは、よーーーく手をあらってね。」
放射能、放射線対策を、小さい子どもに伝えるのはものすごく難しいですわ。


本当に、自分の住んでいる土地が日常生活を続ける必要があるのか、よく分からなくなってきた。


東日本大震災から1ヶ月~もう勘弁して欲しい

2011-04-11 21:38:00 | 教育
今日から給食が始まった。
ようやく、いつもの学校に戻った。


13時50分頃、小さな余震があった。
学校ではちょうど、体育館で鼓笛の練習をしているときだった。
子ども達は、一瞬動揺の表情を見せたが、揺れがだんだん小さくなったため、そのまま演奏を続行した。
練習後、
「さっき、地震あったよね~。」
「うん、あった、あった。」
「あんまり怖くなかったね。」


うーむ、あまりの余震の多さに、すっかり地震慣れしてしまった模様。
ちょっとの揺れでは驚かなくなった。


そして、17時過ぎ、また大きな余震が起こった。
私は教室で仕事をしていた。
教室の事務机の上に、テレビが備え付けられてる。
つり下げ式のテレビ台が、大きく揺れた。
不安を感じ、速攻でその場を離れ、教室の中央に来た。


職場にいる間に来た地震速報は、計3回。
帰路の山道は、地震の影響でさらに地割れが拡大していた。
そのうち、通行止めになるんじゃないかと思ってしまう。
そして、この余震続きの事態に、
「またライフラインが止まるかも。」
という不安が頭をよぎった。
すでに、いつでも避難できるよう、自宅に荷物をまとめてはいるが、さまざまな事態を考え、帰りにスーパーに寄り、水2リットル×6本を購入した。


地震活動はまだまだ活発なようで、これからもM7、M8クラスの余震が起こる可能性があると聞く。
自分の住んでいる土地は内陸だから、きっと地震の被害はこれからも最小限であろう。
しかし、揺れる度、「原発」の安全が気になって仕方がない。
ただでさえコントロールできない状態なのだから、これ以上揺れて被害が拡大するのは勘弁して欲しい。