面白かったー。
私はギター弾きではないので、ギターのことは とんと分らんのですが、それでもこの映画は面白かった。
ジ・エッジ(U2)、ジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)、ジャック・ホワイト(ザ・ホワイト・ストライプス)。
年齢もプレイ・スタイルも全く違う3人の、それぞれの音楽のルーツが、昔の映像を交えて紹介され、最後は3人でセッションをする、という仕立て。
その中で、それぞれのギタリストが「どうやって曲や音色を作るのか」という部分を、かなり丁寧に紐解いています。それがとっても興味深いです。
特に、「エフェクターの建築家」と称されるジ・エッジが、エフェクターに対する細かいこだわり+基本のコードから音を抜く という、絶妙な足し算と引き算の組み合わせで音を作っているところは、個人的にかなり感動でした。
「こうするとね、ほら、こういうサウンドになるんだよ」
と実演しながら、それがU2のライブ映像につながっていく場面は、鳥肌でしたわ。
ジミー・ペイジが、Led Zeppelinの超・有名なアルバム「Led Zeppelin Ⅳ」を録音したスタジオ「ヘッドリー・グランジ」を実際に訪ねて、当時を振り返るシーンなどは、結構ミーハー目線で楽しめたりします。
※「ヘッドリー・グランジ」は、元々どなたかのお屋敷で、一時期「音の響き具合がいい」ということで、多数のミュージシャンにスタジオとして愛用された建造物。ちなみに今は、一般の方が住居としてお住まいだそうです。
ジャック・ホワイトの「ボディがひび割れてたり、そういう扱いにくい楽器が魅力なんだ」と言うものの、そのチューニングの甘さは なんとかならんのだろうか?
とか、
ここまで詰めに詰めて、最後のセッションが…ムニュムニュ
とか、
若干ツッコミ入れたいところもあったんですが、面白かったので良し!