今日はいいお天気です。
朝、洗濯物を干してベランダの植物に水をやっていたら、珍客発見。
アマガエル。
うち、4階なんだけど、どうやって上って来たんだろ?(笑)
バジルはそろそろ終わりの季節。

生えている葉っぱを一旦全部収穫。
近いうちにバジルペーストにして冷凍保存する予定。
アジアンタム。
この夏の間に一度枯らしかけたんだけど、なんとかここまで復活。
しかし、この他に枯らしてしまった鉢植えが、大小合わせて4鉢ほど。去年はあんなによく育ったのに、今年はダメだったなぁ。
よく、植物には人の気が影響するっていうけど、それが本当なら、確かにこの夏は余裕なしだったし、どこか気持ちもカサカサしてたかもなぁ、と思ったりします。
香山リカさんの「しがみつかない生き方」という本を読みました。
読み始めて知ったんですが、今、売れてるんですね、この本。
ひねくれ者なので、売れてるとかマスコミで採り上げられている本はあまり読まないタチです。なので、この本は売れてるから読みたかったわけじゃなくて、「しがみつく」という言葉にひっかかるものがあったので手にとってみました。
鬱や依存症の経験があると、「しがみつく」という言葉に敏感に反応してしまいます。で、知らない間にまた依存症に取り込まれていないだろうか、と、今の自分を確かめるために読んでみる、とまぁ、そんな感じです。
読んだ感想は‥、いろいろ勉強になりました。(笑)
「人生の成功者」とか、「敗者」とか、勝ち組とか負け組とかいう言葉があるけれど、何が勝ちで何が負けなのか、実はよくわからないです。
ある瞬間、地位や名声や大金を手にしたとしても、それは永遠に続くものではないだろうし、無くさないためにそれらにしがみつこうとすると、「もっと、もっと」と必要以上に求め過ぎて、本当は足りているのに自分で勝手に不幸を背負いこんで枯渇していく。そういう生き方が「勝っている姿」や「成功している姿」とは思えないです。だって、ちっとも幸せそうじゃない。
まぁ、そんな人ばかりではないのですが、そういう人って結構多いなぁ、と思うので、一般的に言う「勝ち組」という人を見ても、実はそんなに羨ましくなかったりします。
いい時もあれば、悪いときもある。悪い時っていうのは、本当に「なんでこんなことになるんだろう?」と思うようなことが重なり、それは個人の努力ではどうにもならないものだってことも、よくある。
今の雇用問題って、それに近いかも。本人のヤル気に関係なく仕事がないという状況で、「頑張ればなんとかなる」という言葉だけ繰り返し聞かされても何を頑張ればいいのかもわかんないし、なんともならないのは個人の努力が足らないからかって言ったらそうばかりじゃないし。
そういう時に必要なのは「努力をすれば必ず夢は叶う」と疲れた心と体にムチ打って頑張ることではなくて、気持ちや環境がどうにも整わなくてうまくいかない時に、孤独や不運に耐える力ではないか、という香山リカさんの言葉に、遠く近く今までの自分のことと重ねながら、なるほどそうかもしれないと思いました。
うまく行かないときは、空を見ながら少し休憩だ。
夢が叶わないとも、夢見ることが無駄だとも思わないけれど、がむしゃらに夢を追いかける歳ではなくなった大人には、大人の夢の見方があるんだと思います。
なんか、うまくまとまってないなぁ。
まいっか。