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月齢進行表

~aki's diary~

月の水

2009-09-27 20:17:47 | 日記・エッセイ・コラム

アポロ11号のクルーによって届けられた月の風景は、レゴリス(砂)に覆われた乾いた風景でした。それから40年ほどの間、月には水がないとされてきました。
ところが最近、インドとNASAの無人月探査機によって月の表面に比較的多い水分が存在していることが確認されたそうです。

地球周りを公転する唯一の惑星、月。
その月には、地球と同じように水が存在している。
水をたたえた月には、もしかしたら未知の生命が息をしているのかも。

そういえば、月って蟹座の守護星。
蟹座のエレメントは水。
遠い昔、星座で占うことを始めた人は、月の水の存在を知っていたんじゃないのかしら?


月がきれい。

2009-09-26 21:09:56 | インポート

新月の晩に願い事をすると叶うと聞いた時から、
新月のたびにささやかに願ってみるけど、
信じるだけの者が救われるほど、
きっと神様は暇じゃない。

願って、頑張っても、
案外叶わないことって多い。

下を見たらきりがなく、
上を見てもきりがない。
誰と比べて自分が幸せだとか不幸だとか評価するのは、
きっと何の意味もない。

強がってるつもりはないんだけど、
気付くと、すごく遠慮してる自分がいる。
「ご好意」に気軽に乗っかれない性分は、昔から。
人の好意を受取れないのは素直じゃないとか言われちゃうけど、
私にとっては、無条件で好意に甘える方が不自然だったりするから、
そう言われても、ちょっと困ってしまう。
自分にとって「つもり」はなくても、
結果として強がってることになっちゃうんだろうな。

私の場合、自分に正直に生きることは、
ある意味、孤独と向き合うことに似ているのかもしれないなぁ。

ごめん。
みんなに感謝していることはホントの気持ち。
孤独と隣り合わせになってしまう私は、
また少し違う次元に生きている私なのです。

でも、
今日の月はきれい。
こっちの世界で生きてる私にとっても、
あっちの次元で生きてる私にとっても、
今日の月は、等しくきれい。


笑顔

2009-09-15 19:50:32 | インポート

今までに言われてうれしかった言葉。

ー笑い声がする所に必ずいるよね。
ーオマエが笑い飛ばしてくれると救われるな。
ーakiちゃんって言ったら笑ってる顔しか思い出せないのよ。

どうやら、よっぽど私は笑っているらしいです。(笑)
でもそれは、多分とても幸せなことです。
だって、ひとりじゃ笑えない。
私を笑顔にしてくれる存在があるから、私は笑っていられるんだと思います。

一緒にいて、笑顔になれる人が好きです。
笑おうと思って笑うわけじゃなくて、ふと気付くといっぱい笑ってる、
一緒にいて、そんな風になれる人が好きです。

その人が好きだから笑顔になれるのか、
笑顔になれる人だから好きになるのか、
それは私にとっては「卵が先か、ニワトリが先か」みたいな話。
まぁ、人を好きになるのに理由なんて要らないから、
どちらでもいいんだけど、
男女問わず、そういう存在に恵まれていて幸せだなぁ、と思う今日この頃。

昨日から、日系人就労準備事業の日本語教育2クール目が始まりました。
1クール目の生徒さんとは笑顔で授業をし、笑顔とちょっぴりの涙でお別れをしました。
今回も元気な(元気すぎる?)生徒さんに恵まれ、11月末まで楽しく授業ができそうです。
がんばろ。


夢の見方

2009-09-13 11:37:43 | 読書

今日はいいお天気です。

朝、洗濯物を干してベランダの植物に水をやっていたら、珍客発見。
Kaeru
アマガエル。
うち、4階なんだけど、どうやって上って来たんだろ?(笑)

バジルはそろそろ終わりの季節。
Bazil
生えている葉っぱを一旦全部収穫。
近いうちにバジルペーストにして冷凍保存する予定。

Asiantam
アジアンタム。
この夏の間に一度枯らしかけたんだけど、なんとかここまで復活。
しかし、この他に枯らしてしまった鉢植えが、大小合わせて4鉢ほど。去年はあんなによく育ったのに、今年はダメだったなぁ。
よく、植物には人の気が影響するっていうけど、それが本当なら、確かにこの夏は余裕なしだったし、どこか気持ちもカサカサしてたかもなぁ、と思ったりします。

香山リカさんの「しがみつかない生き方」という本を読みました。

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読み始めて知ったんですが、今、売れてるんですね、この本。
ひねくれ者なので、売れてるとかマスコミで採り上げられている本はあまり読まないタチです。なので、この本は売れてるから読みたかったわけじゃなくて、「しがみつく」という言葉にひっかかるものがあったので手にとってみました。
鬱や依存症の経験があると、「しがみつく」という言葉に敏感に反応してしまいます。で、知らない間にまた依存症に取り込まれていないだろうか、と、今の自分を確かめるために読んでみる、とまぁ、そんな感じです。
読んだ感想は‥、いろいろ勉強になりました。(笑)

「人生の成功者」とか、「敗者」とか、勝ち組とか負け組とかいう言葉があるけれど、何が勝ちで何が負けなのか、実はよくわからないです。
ある瞬間、地位や名声や大金を手にしたとしても、それは永遠に続くものではないだろうし、無くさないためにそれらにしがみつこうとすると、「もっと、もっと」と必要以上に求め過ぎて、本当は足りているのに自分で勝手に不幸を背負いこんで枯渇していく。そういう生き方が「勝っている姿」や「成功している姿」とは思えないです。だって、ちっとも幸せそうじゃない。
まぁ、そんな人ばかりではないのですが、そういう人って結構多いなぁ、と思うので、一般的に言う「勝ち組」という人を見ても、実はそんなに羨ましくなかったりします。

いい時もあれば、悪いときもある。悪い時っていうのは、本当に「なんでこんなことになるんだろう?」と思うようなことが重なり、それは個人の努力ではどうにもならないものだってことも、よくある。
今の雇用問題って、それに近いかも。本人のヤル気に関係なく仕事がないという状況で、「頑張ればなんとかなる」という言葉だけ繰り返し聞かされても何を頑張ればいいのかもわかんないし、なんともならないのは個人の努力が足らないからかって言ったらそうばかりじゃないし。
そういう時に必要なのは「努力をすれば必ず夢は叶う」と疲れた心と体にムチ打って頑張ることではなくて、気持ちや環境がどうにも整わなくてうまくいかない時に、孤独や不運に耐える力ではないか、という香山リカさんの言葉に、遠く近く今までの自分のことと重ねながら、なるほどそうかもしれないと思いました。

Garden_03
うまく行かないときは、空を見ながら少し休憩だ。
夢が叶わないとも、夢見ることが無駄だとも思わないけれど、がむしゃらに夢を追いかける歳ではなくなった大人には、大人の夢の見方があるんだと思います。


なんか、うまくまとまってないなぁ。
まいっか。


日常の中の非日常

2009-09-07 21:52:03 | 日記・エッセイ・コラム

高校生の頃はブリティッシュ・ロックにハマっていて、絶対イギリス(ていうか、ロンドン)に住むんだと思っていた。
同じ島国でも、日本はつまらない国で、イギリスは魅力に満ちあふれた刺激的な町だと思えて仕方なかった。

今から思うと、別にイギリスじゃなくてもよかったんだろうなぁ、と思う。
自分が目指す「理想の人」になるためには、ここ以外のどこかに行かなければならないと、まるで強迫観念のように思い詰めていた、ただそれだけのこと。
どこかに行けば、成功とか達成とか、そういうものに近づけると思っていたんだろうな。

結局私はイギリスどころか東海三県からも出ることなく、40年の歳月を過ごして来た。
で、どこにも行かなかった(行けなかった?)自分の人生を後悔してるかと言ったら、全くそんなことはなくて…。
ていうか、どこにも行かなくても、私の生活は充分刺激的だと思う。

昔は、どこにも行かないオトナたちをみて、「どこにも行けない人たち」だと思っていた。こんな生ぬるい土地で満足して生きているなんて、すべてを諦めたつまらない人たちだと思っていた。
私は、そんなつまらない大人にはならない。
刺激を捨てて、全てに妥協して、なぁなぁで生きていくなんて、絶対にイヤだって思っていた。

でも、この場所で40代を迎えてみて思うのは、どこにも行かなくても非日常はあるんだな、ってこと。
空気の温度とか、風の匂いとか、見上げた夜空の月のかたちとか、仲間の言葉とか、大切な人の笑顔とか、そういう「今ここにあるもの」の中に昨日と違う今日があって、今日とは違う明日も必ずある。

なにげない日常の中に、特別なことは隠れてる。
そういうことに気付けるようになることが、大人になるってことなのかなぁ、と思う今日この頃。

大人になるって、諦めることなんじゃなくて、むしろ繊細になることなのかも。