月齢進行表

~aki's diary~

途中経過

2011-08-31 08:29:32 | 仕事

6月から関わって来たプロジェクトが ひとつ終了しました。
ほっと一息&お疲れさまってことで、昨晩は仕事場の近くのビアガーデンで打ち上げ。
楽しかった。


一つの仕事を完了したとしても、それで私の仕事が終わったわけじゃない。
これからも続く自分の仕事人生を100%と捉えたとき、あるプロジェクトの終わりは、長い長い仕事人生の途中経過。うまくいったことも、うまくいかなかったことも、きちんと受け止めて次の目標設定をする。
働く場所が変わっても、一緒に仕事をする顔ぶれが変わっても、今までの経験はこれからお引き受けする仕事に、必ずどこかで繋がっているんだと思う。


フリーで仕事をしていると、仕事の環境というのはめまぐるしく変わっていくのだけど、すべての事は点と点で存在しているのではなくて、その間にはちゃんと1本の線があるんだなぁ、と、そんな感覚がする今日この頃。
転職を繰り返していた頃は「この仕事がやりたい」と、自分で望んで仕事を選んでいたのだけど、最近は周囲からお声をかけていただいた仕事をお引き受けしている状態。
でも、自分で選んでいた頃より今の方が「積み上げ式」で仕事をしている気がします。


今日で8月も終わり。
9月からは、また未知の分野の仕事が待っています。
新しいことを学びつつ、今までのことを生かしつつ、頑張ろうと思います。



月曜に新月を迎え、今夜は三日月。
次の満月まで12日。


【映画】愛の勝利を ームッソリーニを愛した女ー

2011-08-27 09:51:31 | 映画・シネマ

Vincere
愛の勝利を ームッソリーニを愛した女ー


ドイツのヒトラーと並ぶ「独裁者」として有名な、イタリアのムッソリーニ。
ムッソリーニがその地位を確立していく陰には、彼に全財産さえなげうって支えた女性の存在がありました。
その女性、イーダ(ジョヴァンナ・メッツォジョルノ)にスポットを当てたお話。


過激で先鋭的すぎる思想故に異端児扱いされ、党の同士にも受入れられず除名されたりしていた青年、ベニート・ムッソリーニ(フィリッポ・ティーミ)。一目で彼に魅かれたイーダは、金銭、精神、肉体のすべてをムッソリーニに捧げ、まさに全身全霊で支え、ムッソリーニはじょじょに その地位を確固たるものにしていきます。


やがて、ムッソリーニが”ドゥーチェ(統帥)”という愛称で呼ばれ、支持率を飛躍的に上げ始めた頃、イーダはムッソリーニの子供を妊娠します。しかし、その時、彼には既に妻子がいることを知ります。
イーダは憤慨し、「私こそがムッソリーニの妻だ。彼をここまで押し上げたのは私だ!」と、ムッソリーニに結婚と子供の認知を迫ります。その一途で激しい性格を逆手に取ったムッソリーニは、イーダを危険人物として精神病院に送り込み、かつて彼女がしてきたことの全てをなかったことにするため、巧みに手を打ちます。
八方塞がりになってもなお、精神病院の中で「私はムッソリーニの妻だ」と叫び続けるイーダ。
もうそれは、ムッソリーニへの愛なのか、自分のプライドなのか、はたまた本当に狂気の沙汰に陥ってしまったのか…。
イーダの激しい情念が、これでもかと言うくらい迫って来る映画でした。


これは純愛か偏愛か。
何かを貫くということは、何かに執着すること。
結局イーダの存在は、歴史の闇に葬り去られてしまうのですが、彼女の一切ぶれない姿勢は、確かに彼女自身の「勝利」だったのかもしれない、と思います。


ご縁とタイミング

2011-08-24 23:49:49 | バンド・音楽

Uj_rec


Lunna、結成11年目にして初のレコーディングをして参りました。
今までも何度かレコーディングの話は出ていたのですが、なんとなく出ては なんとなく消え、また出ては いつの間にか消え… の連続でした。
そんなユルいLunnaですが、今回はちゃんと録音まで漕ぎ着けました。
よかった よかった


今回も、ちょっぴり「見送る?」みたいな空気が流れた瞬間があったのですが、ワタクシたっての希望で敢行いたしました。



一番大きな要因は、昨年亡くなった姉のこと。
姉も長いことバンドやってて、何曲かオリジナル曲も書いていました。
が、東京と岐阜とお互い離れて住んでいたせいで、姉のライブは殆ど見たことがなく、どんな曲だったか私は記憶していません。
彼女の遺品を整理した時、ライブの写真は沢山出て来たのですが、音源の類は一切残されておらず、それが私には残念でなりませんでした。
その時、「録らなきゃ」て思って。
それを欲しいと思ってくれる人がいるのか? なんてことは わかりませんが、なんとなく残さなきゃいけないんじゃないかって気がしたんです。


ふたつめは、自分もいい年になったので、今なら変に拘り過ぎることなく サクサクとレコーディング作業が進むだろうと思ったこと。
もっと若い時に録ってたら、ちいさいことが いちいち気になって、録り直しを繰り返して膨大な時間を必要としただろうと思います。
が、今回は4曲で約6時間、パート別録音もパンチイン(何度か演奏して良い部分を継ぎはぎするような録り方)も 最小限にし、8割方は「せーの!」で一発録りにしました。


あとは、今年の春から一緒にライブしているメンバーで出す音が、心地良いというかバランスが良いというか…。
出過ぎず 引っ込み過ぎず、私が思い描くイメージを うまく具現化してくれてるメンバーなので、この顔ぶれでRecしたらスムーズだろうなぁ、と思えたこと。(実際、その予感は当たりだった♪)
思えば このメンバーで最初にライブしたのは、今年の姉の命日に 姉が生前歌っていたジャズナンバーを選曲したステージでした。



何かをなし得る時って、当然のことながら当事者の努力は不可欠なんですが、ご縁とかタイミングとか、なんかそういうのって やっぱりあるんだろうなぁ、と思います。
今日、無事録音を終えることができたのも、メンバーはじめ、様々なご縁が このタイミングで重なった結果なんでしょう。
感謝


明日の夜は、ミックスダウンに立ち会ってきます。
今日中に録音を終えてしまったので、それほどネタになる事は起こらないかもしれませんが、何かあったら 改めてレポします



不安定な天気は、今週いっぱい続く模様…。
このまま秋になっちゃうのかしらん?
次の新月まで、あと5日。


【映画】ちいさな哲学者たち

2011-08-24 00:22:43 | 映画・シネマ

Enfants
ちいさな哲学者たち


面白い映画でした。
そして、すごく勉強になりました。


フランスの*ZEP(教育優先地区)にあるジャック・プレヴェール幼稚園で実施されている「哲学の授業」のドキュメンタリー。
映画では、3歳で哲学を始めた子供たちが、5歳で卒園するまでの2年間に渡る成長の様子を追っています。
*ZEP(教育優先地区):小学校、中学校、高等学校で教育の成果が上がりにくい地域で生活する2歳から16 歳までの子供たちを援助するさまざまな対策。1クラス25 名以下の少人数制で、芸術文化に関するプログラムを充実させること等が決められています。


「みんなは頭の中で何をしてる?」
「…、考える!」
「それは、他の人に見える?」
「見えない」
「どうすれば、それは他の人にわかるようになるのかしら?」
「話せばいいんだよ!」
こんな風にして始まった哲学の時間は、


「友達とは?」
「友達は、一緒に遊ぶ。」
「恋人とはキスをするんだよ!友達とはキスはしない。」
「喧嘩はする?」
「するよ。」
「喧嘩したら友達じゃなくなる?」
「ううん、謝ったら友達。」
「ごめんなさいを言わないと、友達じゃなくなる。」


「豊かさとは?」
「貧しい人は、どうして貧しくなるの? 知りたいわ。」


「愛とは?」
「結婚はよくないよ。」
「いいえ、結婚はいいわ。私のパパとママは幸せよ。」
「よくないよ。ボクはママと住んでる。パパとママは結婚してない。愛はずっとじゃないからパパとママは別れるかもしれない。パパとママが別れても、ふたりが結婚してなかったら、ボクは今まで通りママと暮らす。でも、結婚してたらパパとママはボクを取り合うんだ。だから結婚はよくないときもある。」
注:フランスはシングルマザーへの保障が手厚いので、事実婚カップルが多いのです


最初の授業の日は わけがわからず沈黙していた子供たちが、こんなふうに どんどん自分の考えを話すようになる様が記録されています。


子供たちの成長と同じくらい「素晴らしいな」と思ったのは、先生の対応。
唯一無二の正解を導くために発言をさせるのではなく、子供たちの思うままに話をさせ、話が飛躍した時も それを否定することなく、
「今の話と今日のテーマは、どこに関係があるのかしら?説明してちょうだい。」
と投げかけ、その子の持つ「個」を理解しようと働きかけます。
こんな先生の姿勢のおかげで、子供たちは思うままに意見し、時に論理的に他人に説明しなければ受入れられないことを学んで行くのです。


子供たちの発する言葉の数々に「はっ」とし、この授業の運営のあり方に人材育成に関わる者の原点を見る映画でした。

これは、DVD出たら買うな。
んで、私のバイブルになるかも。

幼稚園で「考えること」を知った子供たちが、この後 どんな大人になるのかが楽しみに思えました。


【ライブ】Soul Dyna Pop, Rock Night

2011-08-22 07:30:53 | バンド・音楽

7月10日から始まったワタクシの「怒濤のライブ月間」。
毎週1~2回ずつライブ予定が入っていたという、多分今までの人生で一番たくさんライブをした期間ではなかろうかと…


そのシメとなった昨日は、Soul Dynaの「Pop, Rock Night」でございました。
出演3組中、Lunnaはトップバッターでした。


ー セットリスト ー
1. Precious Day
2. Sweet Memories
3. カルマ
4. グラニテ
5. Waltz


</object>
カルマ ~時空を超えて~

Lunna結成2年目くらいに書いて、ずっと演ってきたこの曲。
初めてバンドスタイルで演奏しました。
うちのオリジナル曲の中でも とりわけ「地味」な曲として存在してきた『カルマ』ですが、今回ドラマチックな曲に変身しました
今までのこの曲を聴いてきた方もびっくりでしょうが、何より書いた本人が一番びっくりしております。(笑)
いやぁ、変われば変わるもんです、ハイ。
そして このスタイルでこの曲を練習したのが、ライブ前日のスタジオのみだったという裏話もあったりするわけで…
いやぁ、やればできるもんです、ハイ。
勘とセンスが良く、無茶ぶりについてきてくれるメンバーに恵まれて幸せです (ヲイ)
これからも色々 丸投げしますが、何卒よろしう。m(_ _)m



今回のタイバンさんご紹介。


Tsutomus
ツトムズ

事前告知に誤りがありました。
バンド名はルモアズではなく、ツトムズでございました。
ルモアズとメンバーは一緒なんですが、「アコ=ルモアズ」「エレキ=ツトムズ」となるそうです。
ゆるふわなMCと、選曲のセンスがステキなバンドです。


Ping_pong_pearl
ピンポンパール

事前告知に誤りがありました。
バンド名はピンポンパンではなく、ピンポンパールでございました。
写真で見る限り、インストバンドに見えますが、右端にいるギターのケントくんが歌ってます。
今回が初ライブだったそうですが、なかなかどうして、堂々としたステージでした。
曲の雰囲気はAqua Timezっぽい感じ?
好き好き。
これからもよろしくね~。


ところで、いいわけするわけじゃありませんが、バンド名を間違えたのは私ではなくソウルダイナのマスターですからねっ!w
ピンポンパールでググってみたら、金魚の品種の名前なのねー。
「ピンポン」まで聞いたら「パン」と思い込んでしまうあたり、昭和30年代~40年代生まれの哀しさを感じる今日この頃です。
(ちなみに私は「ピンクのバニー」と「パジャママンの歌」が好きでした w)



ライブ月間は ひと段落しましたが、今週はLunna初のレコーディングを控えております。
なんせ初めてのことなので、どうなるやら、いつ頃 盤として仕上がるのか、全く見えておりませんが、そのうち出来ると思います。(え?)
Recの様子は、またこのblogでレポいたします。m(_ _)m



もう夏は終わったかのような涼しい日が続いていますが、8月はまだ10日間残ってます。
ワタクシの仕事、今 抱えているものの大半は今月で終了し、来月から新しい契約の仕事が2~3本スタートします。
一日一日、一歩一歩、8月をきちんと こなして、9月に向かっていきたいところです。


今日は下弦の月。
夜空が晴れたら、ちょうど半分の月が見えるはず。