両親の死をきっかけに生きることをあきらめ、見ず知らずの他人の葬儀に参列することが趣味になったイーノック(ヘンリー・ホッパー)。
ガンで余命いくばくもないけれど、健気に明るく生きようとするアナベル(ミア・ワシコウスカ)。
イーノックの唯一の心の友達で、日本軍特攻兵の幽霊ヒロシ(加瀬亮)。
主な登場人物は、この3人。
頑ななイーノックの心を、死と向き合う少女と死者の幽霊が解きほぐし、イーノックが再び生きる希望を取り戻していく様子が描かれています。
とにかく、主演の3人のキャラクターが、ルックスも含めてステキ。
「死」に深く関わる3人が、それぞれに「死」に対して悩み、苦しみ、考え抜いているのですが、重くなりすぎず清々しささえ感じるのは、やはり主演3人の力量でしょう。
そして、映像がきれい。
切ないストーリーなんですが、すうぅ~っと心にしみ込んでくる、いい映画でした。
イーノック役のヘンリー・ホッパーは、故 デニス・ホッパーの息子。
うん、そういえば目元が似てるかも!