長年使っているメーラー。
要らない受信メールはちゃっちゃと削除しちゃうんだけど、そういえば送信メールってあんまり整理してない。
ふと思い立って送信メールボックスを開けてみたら、その数1258通
一番古いメールは2002年6月10日、私が.Macのメールアドレスを取得したばかりの頃のメールでございました。
いやはや、こんなにもたくさんのメール、よくもまぁここまで貯め込んだもんです。
というわけで、不要なメールを捨てることにしました。
が・・・、
久し振りに部屋の整理をすると、ひょっこり出てきた古い雑誌を思わず読んじゃったりするじゃないですか。
メールもあれと一緒ですよ。思わず読んでしまうんですねぇ。
そしたら、友達(♀)あてに送った、こんなメールが見つかりました。
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うちのピアノの師匠が面白いことを言ってました。
「恋愛ってなぁ、学校給食みたいなモンでなぁ、
美味しいものだけ先に食っちゃうと不味いとこだけ残るんだわ。
でも、残しちゃあかんから全部食わなきゃならん。
その不味い部分が『別れ』だな。
別れってのは幸せだった頃と対比するんじゃなくて、
幸せだった頃の延長線上にあるもんじゃねぇのかなぁ。」
うーん、なるほど。
別れまできちんと受け入れて、はじめてひとつの恋愛なのね、きっと。
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2003年8月13日の送信メール。
師匠にこんな言葉を聞いたことも、それを友達にメールで伝えたことも、きれいさっぱり忘れていました。(笑)
しかし、この師匠の例えは秀逸ですな。
今読んでも納得しますわ、ええ。
あれ? でも・・・、
そういや最近の学校給食は、残してもいいんだっけ?
嫌いなものは残してヨシ、かけっこの順位はつけない、そんな昨今の教育環境の中で育つ最近のコは、将来どうやって恋愛のオトシマエをつけるようになるんでしょか・・・。
ま、煮え切らない態度で自然消滅を目論んだり、別れが受け入れられなくて暴れたり脅したりする人はどんな世代でもいるので、教育とかあんまり関係ないのかもしんないけど。
しかし、昔の送信メールって面白いなぁ。自分が記憶してないから余計に面白い。
昔の自分のblogとかも、もしかしたら面白いのかも?
読んでみるか?
アカン。絶対メールボックス、片付かんな。
※注
学校給食が「食べられないものは残してよい」になったのは、アレルギー体質の子供が増えたからです。アレルギーのある子に無理矢理アレルゲンの食物を食べさせると、最悪の場合死に至ります。なので、軍隊のように「根性で食え!」じゃなく、ケースバイケースで指導できるようになったことは、教育上進歩だと思います。
が、そうじゃない子にもゆるくなってしまったのはどーなのかなーと思うワタクシ。
小学生の頃、レーズンパンのレーズンを全部つまみだしてこっそり捨てようとしたのが見つかって、えらく怒られた記憶がありますデス。ww