わさびの日記

老後の暮らしを模索しています。健康のためランニング、楽しみにクラリネット、それに古文書解読を趣味にしたいと思っています。

徒然草第ニ十三段 (衰へたる末の世とはいへど)

2021-09-08 08:37:57 | 徒然草

「衰へたる末の世とはいへど」、何時の時代も、伝統として引き継がれてきたものが危機に瀕することはあります。伝統の持つある種の決まりが自由を阻害するため、その時代にはそぐわないこともあるでしよう。しかし、伝統の堅苦しさこそが人の心の核心部分を形成していることもあります。それだけに、意識的に守っていかなければ、知らず知らずに大切なものを失ってしまうかもしれません。

最近、皇室問題が世間の話題になっています。世間というよりワイドショーの話題かもしれません。自由な恋愛か、皇室の権威かと色々と議論はあるでしょう。ややこしくしているのは、明治以降、天皇制が国の根幹になっていることです。戦後の日本国憲法も、天皇制を前提としています。皇室の人々は日本の象徴と一体の尊大です。皇室の人が海外で行動するのは一国民というわけにはいきません。すべてが日本国民の総意によると見做されます。そのため、皇室の人が疑惑のある人物とかかわりを持つことは、日本国民として見逃すわけにはいきません。まずは疑惑を晴らす努力が必須です。

人権の観点から、皇室といった制度に縛り付けるのではなく、一人の人として幸せになって欲しいという意見もあるでしよう。しかし、何を選択すれば幸せになれるか確かなものはありません。人は自分の定めの中でどう自由に生きるか考えるべきです。それは皇室の人に限らず、誰しも同じことです。自分の置かれている境遇は否定できないし、それを認めた上でどう生きるかです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大学生は合コン!

2021-09-08 07:00:17 | 思い出

昔は、大学生は勉強もせずに遊んでばかりというのが世間の印象でした。今も一部はそうかもしれませんが、それは認識違いです。工学部の学生は、1年生から週に2回、実習と実験が必修です。午後から3時間、レポートの提出が終わるまで帰れません。それに、失敗すると何時になるか分かりません。 特に私の学科は他学科の必須講義が多く、朝一番と最終の講義だけの曜日があったりして、大学を離れ遊んでる時間はありませんでした。しかも、必須を落とすと3年に上がることが出来ず、1年生の前期で留年が決まってしまいます。

学内は、団塊の世代が学生運動で暴れ廻ったせいで汚れていて、それに工学部は男ばかりでむさ苦しく色気がありません。他学部や系列校に女学生はいましたが、離れた校舎は別の学校のようで迂闊には立ち入れません。そんな中でも大学生活に慣れてくると、高校時代の友人の紹介で、同じ研究室の仲間を引き連れ須磨浦公園で合コンしました。その後、短大生の方がいいなあと友人がいうもので、何かの交流会で知り合ったキリスト教系の短大生と学内で合コンパーティーをすることになりました。「駅前に田んぼある。えらい田舎やわ。」の第一声に変なムードになり、誰も好みの子がいなかったのか、盛り上がりに欠ける集まりになってしまいました。

その後も系列の女子大とキャンプ合コンなどもしましたが、同じ学科のメンバーに彼女が出来たという噂は聞きませんでした。皆ないいやつばっかりなのにね。もちろん、私も同じです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする