娘のピアノ発表 ラフマニノフ「鐘」

娘が以前習っていたピアノの先生の発表会に特別出演するので、かみさんと一緒に聴きに行ってきました。演奏曲はラフマニノフの「鐘」ともう一曲何とかいう曲です。「鐘」は浅田真央さんのフリーの曲として有名ですが、娘らしく暗い曲を見事に演奏してくれました。子供の頃は間違わずに上手く引けるだろうかと不安でしたが、今では娘も音大生、色々と舞台慣れしていて、堂々とした姿に安心して聴いてられます。むしろどのような音の世界を繰り広げてくれるかが楽しみです。
かみさんも、子供達とのピアノ発表会の場で自己表現するだけではもったい、プロの演奏家に交じってパフォーマンスできる機会を作ってやりたいと願ています。彼女の強みはピアノだけでなく声楽もバイオリンもできるので、独自の音楽の世界を繰り広げられると思います。
この週末はラ・フォル・ジュルネ金沢に大学のオケの一員としてバイオリンで出演します。また弦楽のパフォーマンスで指揮もするので、親ばかですが観光を兼ねて金沢まで行く予定にしています。ピアノの独演と違って緊張感には欠ける部分はありますが、プロに交じって演奏するのは良い思い出になるでしょう。

生き方を見直さなくては!

異動になり、新しい部署の仕事に慣れるのに体力と気力を使って疲れます。親会社と子会社の両方の部署を掛け持っているので自分の立場がどちらか分からなくなり混乱しています。特に、交際費や交通費など経費が発生したときにどちらに請求するのか。領収書にどちらの社名を書いてもらうか、間違うと清算できなくなるので注意しなければなりません。酔っぱらっていると間違うそうです。
新しい仕事では付き合いが多くなり飲む機会が増えました。若いときに比べ酒量が減っただけでなく、回復にも時間がかかります。此間までは、二日酔になっても翌日夕方まで頑張っていれば回復しましたが、今は１週間ほど胃腸の不調が続き、腰痛や胃痛が出るようになってます。そこで、今週から、朝、飲むヨーグルトをコップ一杯飲むことにしました。まだ、整腸に効果があるかはまだよく分かりません。
齢とともに体力が衰えるのを40歳代、50歳代の節目で経験してきましたが、今回の衰えはレベルが違うように思います。いよいよ老人の域に入ってきたのかもしれません。このまま齢を重ねてどこかで火が消えるように永眠するかもしれません。そんなことを考えていると、無駄に頑張る自分の生き方を見直さなければと思うのでした。

大河ドラマ 宋船セット

広島県の安浦にNHKの大河ドラマ「平清盛」の海賊との戦いのシーンで使われた海賊船、本当は海賊から奪った宋船らしいですが、そのロケで使用されたセットが残っているということで見学に行ってきました。
場所は、三原から呉線に乗って安浦で降ります。三原は「こだま」しか停車しないので、乗り継ぎが面倒ということで新大阪から「こだま」でノロノロ行くことになり、えらい時間がかかりました。三原駅からは休みの日だけ運行している清盛号に乗車します。恐らく、今年だけ清盛号というのでしょうが、景色が良く見えるようにサロン形式になっていて、海側の席は大きなテーブルを挟んで４人掛け、山側は窓を背にして前にテーブルのある長椅子になっています。ちょっとレトロな装飾で、古いタイプの扇風機、実際に回るかどうかは夏になけば分かるでしょうが、雰囲気を出しています。
ローカル線で、大河ドラマの舞台とあってちょっと人気が出てきているのでしょうが、私とかみさん、もう一組家族づけ以外はいわゆる鉄道オタクさんばかりでした。車内は一風変わった雰囲気の中で、２時間ドラマであるような殺人事件は起きそうもありません。
安浦駅、やはり無人駅です。ホテルの人がマイクロバスで送迎にきてきれています。駅で降りたのは私達だけでしたので、ホテルに行く客も私たちだけです。ホテルといってもあの有名なグリーンピア、まだそんな施設あったのと思う人もいるでしょうが、結構にぎわっています。旅芸人の劇団が公演するようで、温泉に入って芝居を見て、それが今でもこの辺りの人達の楽しみなのでしょう。私達は日頃の疲れから、一風呂浴びて部屋でぐっすりとお休みしました。
夕食は豪華なものは出ませんが、それなりに美味しく量もそこそこありました。例によって、腹いっぱいになってまたお休みしました。
翌朝は、海の方の艀にある宋船のセットを見学に行きます。本物の船のように作ってはいますが、説明では海に浮かべるにはもっと厚い板でないと水圧で壊れてしまうそうです。それでも見た目には迫力満点です。
ちょっとローカルなのでなかなか観光客は来ないかもしれませんが、それにしても人が少ないのは今年の大河ドラマの人気のなさを物語っているのでしょうか。