わさびの日記

老後の暮らしを模索しています。健康のためランニング、楽しみにクラリネット、それに古文書解読を趣味にしたいと思っています。

徒然草第ニ十六段 (馴れにし年月を思へば)

2021-09-11 07:09:59 | 徒然草

「馴れにし年月を思へば」、子供たちがそれぞれの家族を持ち離れていくと、安心するとともに寂しさもあります。また、久しぶりに息子や娘と話すと、彼ら彼女らの時代だと頼もしく思います。

同じことを自分の親も感じていたことでしょう。年月の経過とともに、子供は育って大人になり、親は老いて隠居します。若いころ、21世紀になると世の中が劇的に変わると根拠のない期待をしたものです。十年一昔といいますが、世紀が変わってもう20年も過ぎ、ミレニアム世代の子供たちもおじさん、おばさんになってしまいました。

今の世の中、ネットやSNSの時代、パソコンやスマホが使えなくては仕事になりません。昔はどのように仕事をしていたのか。朝、まずは書類に目を通し、かかってくる電話に対応、問題があれば現場に駆け付けるのか仕事のやり方でした。それが、まずはメールや掲示板の未読をチェックし、返信や書き込み、ZOOMなどでテレビ会議、そして現場の様子も動画、VRで現地にいかなくてよくなるでしよう。

このような変化にも関わらず、オフィスに人が沢山いて、デスクに書類が山積み、電話がじゃんじゃんなっているようでは、その職場のデジタル化は遅れているとすぐに分かります。どちらの方が仕事やってる感があるかは世代によるでしょう。息子は隔日で出社とリモートワークだそうですが、むしろストレスが無く快適だと云ってます。リアルでなければ信じられず、昔を懐かしんでいるようならば、もはや引退の時期でしょう。

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大学の授業料

2021-09-11 07:06:41 | 日記

ある小説を読んでいて、ふと疑問に思いました。主人公は団塊世代よりは少し下で私より3つ年上、住み込みの新聞配達をして高校に通い、国立大学を受験します。授業料も馬鹿にならないので、奨学金を二つ申し込み、大学の合格よりも、奨学金の審査の方が気になるというのです。これには違和感を感じます。

当時の国立大学の授業料は年間12000円です。今の価値でも4~5万円といったところです。それに育英会の奨学金は一般貸与は月6000円、特別貸与は8000円だったと思います。2か月分の奨学金で払えます。ですから、授業料が馬鹿にならないということはなかったはずです。それに、国立大学の学生ならば、一般貸与の奨学金はよほどのことがない限り審査に通ります。奨学金は無利子で、特別貸与は大半の返済が免除され、教員になれば全額免除されると聞いてました。主人公の場合は特別貸与でも審査は通ったはずです。私の友人の酒屋の息子でさえ貰ってましたから。

多くの大学にはほとんど只のような学生寮もあり、生活費は月2万円程度で暮らせた時代です。家庭教師のアルバイトを週に2回すると十分でした。国立大学の学生は優秀だと引っ張りだこだったはずです。決して裕福でない学生時代にノスタルジーを感じる私としては、そこのところは正確に描写してほしかったです。

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スキーの思い出

2021-09-11 07:00:17 | 思い出

季節外れの話題ですが、大学時代の冬はなんといってもスキーでした。友人が野沢温泉の民宿でアルバイトしていたので、同じ大学の者が冬合宿のように集まって常宿にしてました。それに、雪上日数100日を目標に夜行バスでスキー場に通ったもので、卒業するころには結構上手くなってました。

1年生の時に格安3点セット(板、靴、ウェア)を揃えましたが、上達してくるとやっぱり道具やでということで、就職してすぐに10万円もする新しい板と靴を奮発して買いました。その板のデビューは野沢ではなく、高校時代の友人と行った志賀高原でした。同じ宿に、バレーボールで有名な女子高生グルーブがスキーに来てました。なんとなく仲よくなり、翌日、皆なで一緒に滑ることになったのはいいですが、一人ほとんど初めてという子がいて、その子を任せらてしまいました。皆などんどん行くものだから、腰につかまらせてボーゲンで追いかけていくしかありませんでした。おかげで、新調の板はその子のエッジで傷だらけになってしまいました

板が傷付いたのは仕方ないと諦めましたが、それだけで外に何もなかったのは残念でした。でも高校生だからね、気のいいお兄さん達で良かったのかもしれません。

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