わさびの日記

老後の暮らしを模索しています。健康のためランニング、楽しみにクラリネット、それに古文書解読を趣味にしたいと思っています。

内視鏡検査

2015-07-28 07:41:26 | 日記
 市からピロリキン検査が500円で受けられる券がお得だようという感じて送られてきました。会社の部下が人間ドックでピロリ菌検査が陽性になり除菌したという話しを聞いていたので、それじゃと掛かりつけの医院で受けてみることにしました。
 検査の結果はやはり陽性でした。 近くの総合病院を紹介してもらい、会社を休んで受けることにしました。ここのところ、胃の消化が悪く、少し油濃いものや、お酒を飲み過ぎると胸焼けがします。ひどい時は、夜中に胃液が上がってきて吐きそうになります。ここらで、胃薬で症状を抑えるだけでなく、根本的な原因がピロリ菌にあるとすれば治療して、楽しい老後に備えなくてはと考えたのです。
 朝の10時の予約だったので、病院には9時過ぎに着き、総合受付を済まして、内視鏡検査の待合に室に着いたのは9時半を過ぎてました。30分ほど待っていると、準備室に案内されてました。胃をきれいにするという液体を飲まされ、氷砂糖のような麻酔剤を口に含ませられます。できるだけ口の奥の方で溶かすようにとのことで、喉を痺れさせるそうです。全部溶けたのに、それほど喉は痺れず、これでいいのかなとちょっと不安になります。
 次に、内視鏡室に案内されました。看護師さんが色々と説明してくれますが、今一つ呑み込めません。ベットに横になると、看護師さんは「肩の力を抜いて~」、「唾が出てきても呑み込まないように垂れ流して」と何度も言います。看護師さんが医師に「内視鏡初めてだそうです」と告げると、医師は「初めてですか」とニタと笑って確認してきます。笑ったのかどうかは分かりませんが、なんとなく口調が楽しそうです。
 いよいよ、内視鏡の挿入です。「あめを呑み込むように一気に呑み込んで」と言われ、あめじゃないよと思いながら、苦しい苦しい、やめときゃよかったと一瞬後悔するも、切腹よりましと訳の分からない慰めを自分自身にしながら耐えます。
 医師が、「ああ、逆流性食道炎ですね、画面見てください」と説明、そんな余裕ないよと思いながらも、モニター画面をチラッと見ると、確かに白くなっています。「はい、それじゃ、奥に行きます。十二指腸を先に見ますね」と説明、なんかどんどん胃の奥の方に入っていく感じ、胃袋破れないか心配しながらも、医師が「十二指腸潰瘍ですね。・・・ですね。」と色々と病名を説明してくれます。もういい、分かった分かったと思いながらモニター画面をチラチラと確認します。胃に戻ってきて、「ピロリ菌で表面が炎症をおこしてます。胃がんになりやすい胃です。ピロリ菌除菌して、毎年内視鏡で調べるといいですよ。バリウムの検査じゃなかなか見つかりませんからね。」そんなの後でいいから早く終わってと思いながらも、律儀にも口でうわうわと頷きます。
 ということで、口からは大変苦しかったです。今度は鼻からの内視鏡にしようと思うのでした。
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娘のピアノ発表会

2015-07-26 08:49:06 | 日記
 娘が大学でピアノの指導を受けた恩師のピアノ発表会に出ることになりました。4月には高校時代の恩師の発表会に出たので、今年は2回目です。
 子供の頃は、親はドキドキで聴いてましたが、本人は度胸が据わって堂々としたものでした。大人になって親のドキドキは変わりませんが、本人もドキドキと緊張するということです。やはり、大人になると色々とプレッシャーがあるようです。プロとまではいかないにしても、音楽を専門にして仕事にしている者としては、それなりの演奏をしなければならいなということなのでしょう。
 ピアノの発表会とは、ほとんどが小学生です。中学、高校になるとクラブや受験があり続けるのはなかなか難しいようです。かみさんは、それぞれの子供の演奏が終わると、自分の孫の演奏が終わったかのようにパチパチと盛大な拍手を送ってました。大人は娘だけなので取りの演奏になりますが、赤いドレスを着て舞台に出てくると、今までとは違った雰囲気になります。発表会というのではなく、演奏会になったという感じです。お辞儀をしてピアノの前に座り、演奏を始めるまでの間の取り方は流石です。
 4月の発表会では前代未聞の失敗をしてしまったといってましたので、今回はと心配していました。演奏は無難に終えたという感じです。 それでも、子供達の演奏とはレベルが違います。娘が「大人げないね」というのも分かります。発表会の最後に写真撮影があり、その際に娘が「先生ですか」と聞かれたのに対し「いえいえ、演奏してましたよ」と答えたといいますが、それは先生の模範演奏のようなものと思ったからではないでしょうか。
 娘にどうだったと聞いてみると「曲を弾き終えたところで拍手が欲しいよね」といいます。発表会は演奏よりも演奏者に「良く頑張ったね」と拍手するのであり、娘の求める拍手は「素晴らしい演奏でした」というものでしょう。その後、食事に行ったのですが、娘が生ビールのジョッキを掲げて「お疲れー」と乾杯しているのを見ると、もう子供の発表会ではないなあと思うのでした。
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家族揃ってかみさんの演奏会

2015-07-20 08:27:34 | 日記
 息子夫婦が連休を利用して帰省してきました。息子は連休明けにこっちで仕事があるらしく、お嫁さんを説得して帰ってきたようです。
 この連休は、かみさんのコーラスグループの演奏会があります。娘と私しは行く予定でしたが、かみさんの両親も行くということで、それに息子夫婦も加わり、家族総出ということになりました。息子はクラッシックのコンサートには興味がなく、今まで一度も来なかったのですが、お嫁さんの力は大きいとつくづく思います。
 演奏題目はドイツレクイエムです。指導と指揮は娘も大学で指導を受けた先生で、芸術家特有のこだわりの強い人だそうです。そのため、練習でも色々とあり、とうとう今回が最後の演奏会ということになったようです。コーラスグループは活動を継続するので、かみさんも続けるようです。
 演奏はなかなか上手かったと思います。流石です。こだわりの指導の賜物でしょう。
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新国立競技場2500億円の話し

2015-07-18 07:40:50 | 日記
 詳しい経緯は知りませんが、新しい国立競技場を建設するのに、1500億円だったのが、2500億円かかることになって、それは高すぎるということで白紙になったそうです。
 私は、自社システムの開発を仕事にしていましたので、開発プロジェクトのリーダー、つまりプロジェクトマネージャーを何回か経験しました。その際に重要視していたことが二つあります。一つは予算の範囲内で収めるということ、もう一つは開発期限内に使えるシステムを作り上げることです。開発プロジェクトの上位にステコミという委員会があり、そこでは常に、「予算は超えないだろうな」、「期限は守れるだろうな」と確認されます。長い会社人生で、1回だけ大きくプロジェクト管理を失敗したことがあります。その時は、予算は守れましたが、期限が守れませんでした。どちらが大事かは、そのプロジェクトの特性によりますが、システム開発をビジネスにしている場合は期限でしょうし、自社システムの開発ではやはり予算が大切です。
 この経験から、今回の新国立競技場の件を考えてみますと、予算により責任を持つのは発注者のリーダーであり、期限に責任を持つのは受注者のリーダーです。つまり、国のプロジェクトマネージャーは誰だったのか顔が見えませんが、全体をマネジメントする責任者が予算の範囲内で実現できるように、受注者である建設会社と厳しい交渉をする必要があります。システム開発でも、計画していた機能がすべて実現できるものではなく、予算との兼ね合いで断念したり、妥協したりしてなんとか予算の範囲に収めます。もちろん、計画よりコストがかかるものもありますが、それを吸収するために全体の予算の10~20%の予備費をとっておきます。予算の範囲内で、皆が満足いくシステムを作るのがプロジェクトマネージャーの腕の見せ所です。
 1500億円の予算に予備費が含まれていたかは分かりませんが、入ってなかったとしても1800億円が予讃超過の限度でしょう。2500億円になったということでは、これがシステム開発ならばプロジェクトマネージャーは予算管理能力がないということでクビでしょう。何よりも、プロジェクト管理で大切なのは、不測の事態を早く捉え、それへの対応案をステコミに迅速に提案します。その点でも非常に問題です。
 一方、建設会社側のプロジェクトマネージャーは、何があっても期限は守らなくてはなりませんが、コストアップは発注者に早めに知らせて、コストが上がってもそのままの仕様で行くかどうか確認します。そういう観点からは、個人的には建設会社は当然のことをしてきたと感じます。ただ、プロの建設会社と素人の役人が仕事をしていたという構図をイメージしてしまいます。
 発注者が企業の場合、素人でも予算だけはなんとか守ろうとします。そうしないと、たとえ数千万円の予算のプロジェクトでもクビが飛びます。いや、会社の存続の危機になりかねません。はたして、国立競技場の発注者にそれだけの危機感はあったでしょうか。たった2500億円といってるぐらいだから疑問です。ただ、税金を自分のポケットマネーのように思っている政治家には腹が立ちます。

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今週は散々

2015-07-11 17:14:03 | 日記
 今週は仕事で色々ありまして嫌になっちゃいました。
 定年を過ぎておまけで働いているようでも、ついつい真剣になってしまいます。もちろん、仕事の結果には責任がありますからいい加減なことはしていません。ただ、仕事をしていて理不尽、無理解、無責任、不勉強と思う場面が多々あっても、それに抗うことなく淡々と自分の仕事をすると心に決めているのに熱くなってしまいます。まだ何年も働く年齢ならば、将来に何か禍根を残しそうなことは、自分のためにも一言いって少しでも良い方向にと思うのはいいのでしようが、後1年もない会社人生で、これから何年も働く人がそれでいいと思っているなら、何も言わずに苦労させてやればいいのでしょう。そこで、私が「いやそれは!」と苦言を呈するよりも、その通りして失敗して、ぐちゃぐちゃになって、大変だ~となって、それを乗り切ることで人は育つとも考えられます。
 そろそろ、自分の後がまを考えなくてはなりませんが、ちょうど良い年齢でこれはといったリーダーがいないのが問題です。いっそ、大きく若がえるのもいいかもしれません。

 
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