わさびの日記

老後の暮らしを模索しています。健康のためランニング、楽しみにクラリネット、それに古文書解読を趣味にしたいと思っています。

2021古文書解読実践 第3回課題 

2021-07-29 18:08:16 | 古文書

第3回目の課題の添削が返ってきました。結果はA評価でした。今回は自信があったのですが、解読ミスが多く、"まだまだだなあ"と思い知らされました。

よく出てくる文字でも、崩し方にクセがあると、誤読してしまうことがあります。解読の精度をあげるには、文脈から推測して、それで意味がしっくりいくか見極める力が必要です。その文脈をつかむためには、あらゆる場面で出てくる中世の言葉を知らなければなりません。より多くの古文書を読み、こんような文書にはこんな言葉や表現が使われるのだと言葉のストックを増やすことが大切です。

しかし、老人になると記憶の空きスペースが少なく、記憶してもすぐに別の事柄に書き換えられてしまいます。なかなかストックされません。どうでもよいものを無駄に断片的に記憶しているからかもしれません。しかし、もはやデフラグしても容量は増えないのかもしれません。

 

 

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徒然草第二段 (国のそこなはるゝをも知らず)

2021-07-29 08:08:57 | 徒然草

今回のオリンピックはコロナ禍という不運に見舞われていますが、それとは別に、多くの不祥事が続けざまに表面化しました。女性蔑視、いじめ、障がい者差別、ユダヤ人迫害揶揄など、どれも人の心の深層にある意識が原因しています。誰にでも好き嫌いはありますが、差別やいじめにまでエスカレートしません。オリンピックの目指すものに相応しくないということはあるでしょうが、今風に言うクリエーターは心にある感情を具現化する人であり、その創作過程で感情をコントロールすることはできない、いやしては良いものが出来ないでしょう。どんなに過去であろうが、どんなに反省しようが、一度、差別的な感情を表出した人は、その創作プロセスにそのような意識を排除することはできないと思います。

をも忘れ、民のへ、国のそこなはるゝをも知らず」、政治家にも、本音を失言して本性を明かす人が多くいます。世論の多数がオリンピックを中止または延期すべきとの意見なのに、「安全・安心なオリンピックの実現」、「挑戦するのが政府の役割だ」などの身勝手な発言は、将にこの憂うところだと思います。

「美麗を求むる事なかれ」、莫大な費用を掛けた華やかなオリンピックだけが日本が誇れるものではありません。数千年の歴史の中で培われた文化、風土は外に類がないと自慢できます。「おろそかなるをもってよしとす」、簡素にそして慎ましい方法で、世界に発信できないものでしょうか。

世の中の流行りや最先端のものに目を奪われ追い求めるのは悪いことではありませんが、それだけが正しい、それしか未来はないかのような主張はいかがなものでしょう。昔ながらの物を大切にし、それを維持し守ることにもっと目を向け、そこにこそ最先端の技術や知識、そしてお金と人を使ってほしいものです。芸術・文化を自助努力とか言って軽視する政治には共感できません。

 

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孫と夏休み

2021-07-27 18:00:23 | 日記

息子の嫁と孫が3泊4日でお泊りに来ました。息子はどういうわけか家で留守番、ひとり自由な時間を楽しんでいるようです。息子とは仲が悪いわけではありませんが、勝手な奴です。

孫は最初こそ大人しめでしたが、2日目からは本性を現し、やりたい放題、気まま放題です。家の中を走り回るわ、いろんなものを触ってはいたずらするやらで、やんちゃ爆発です。嫁も閉口していて、旦那の実家では気を遣うでしょうが、子供の面倒を少しでも見てやることで、気が休まったならば良かったです。

孫のやんちゃな性格は、いったいどこから来たのか気になるところですが、そんなことを詮索しても仕方なく、その性格が将来大人になって良い方向に働いてくれることを願うばかりです。でも、この子が大人になった時の自分の齢を数えると、それなこともどうでもよく、ついつい甘くなってしまうのは、やはりじい~、ばあ~の性でしょうか。

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徒然草第一段 (ひたふるの世捨人)

2021-07-26 18:34:44 | 徒然草

人は皆、生まれた時は裸の赤ちゃんで、人生のスタートラインは同じように思えますが、実は持って生まれた姿形や性格はそれぞれ違い、頭の賢さにも差があります。さらに、親の地位や裕福さはその後の人生に大きく影響します。そうしたことは、どうにも仕方ないことですが、心の持ち方は如何ようにもなります。しかし、世俗に染まり人を出し抜いてがむしゃらに生きようとすると、"ほら生来の本性が現れた"と陰口をたたかれ、評価を下げてしまいます。また逆に、持って生まれたものがどんなに良くても、それを磨く努力をしなければ怠惰な悪癖が染みついてしまいます。

それじゃ、どうすればよいのか。「ひたふるの世捨人は、なかなかあらまほしきかたもありなん」、世俗の欲得に執着せず、人の噂に左右されずに自分の信じる道を生きることが大切なのでしょう。それができれば、「人の鏡ならんこそいみじかるべけれ」といったように人の手本となる、羨ましがられる生き方ができるのではないでしょうか。

いやいや、自分にはなかなか難しくて、道は遠い感じです。

 

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古文書検定2級 回答提出

2021-07-22 09:02:24 | 古文書

古文書検定2級の問題が送られてきました。4問あり、1問目が一番難しく、次に2問目、3、4問目は初見でもかなり解読できました。最初に難しい問題を出して、心をくじけさせる作戦なのか、そんなことはないでしょうが、1問目は、せめて何の話しか分かれば糸口も見つかるのですが、最後まで解読しきれませんでした。

いつまでも悩んでいても仕方ないので、きっぱり諦め提出することにしました。合格するかどうか、自信のほどは五分五分といったところです。合格すると次は準1級です。ここからが本当の勝負です。かみさんも、1級あるいは準1級が取れたら経歴にもなるといっていますが、準1級が取れたら、中級あるいは上級者といえるのかもしれません。

準1級からは会場試験で、辞書なし、制限時間ありで、初見でどれだけ正確に素早く解読できるかの実力が問われます。これまでは辞書に頼ってましたから、初見での解読力、それと難しい漢字でも正確に書けるようになる必要があります。それで、インターネットで公開されている古文書講座で、少し挑戦的な練習をしていきたいと思っています。

 

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徒然草 序段

2021-07-22 08:32:50 | 徒然草

ブログに「つれづれ○○」といった名前を付けている人がいますが、序段の「硯にむかいて」が今風のブログを書くこととイメージが合っているからでしょう。先日から「すらすら読める徒然草」(中野浩次著)を読み直しています。この本を買った数年前は、興味をそそられるものはなかったですが、久しぶりに読むとリタイヤ生活の道標のような内容が多いことに気づきました。

吉田兼好先生は30歳ぐらいでリタイヤし、70歳ぐらいまで生きたようです。長い隠遁生活を如何に暮らしたかを知ることで、リタイヤ後の生き方、心持ちを見つけられるように思います。人と交わらず、世俗に未練を持たない、きっぱりと切り捨てるような言葉は、この1年間のリタイヤ生活を勇気づけるものですが、再び仕事を始めて、兼好先生から「あさましきかな」と叱責されそうです。

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2021夏 高校野球

2021-07-21 08:08:34 | 思い出

今年は2年ぶりに夏の高校野球が開催されることになったようです。

私の子供の頃、暇さえあれば軟球の草野球に明け暮れていました。だからといって野球選手になろうとは露ほどにも思っていませんでした。小学校の同級生が中学から野球部で、高校に進学するなりいきなり甲子園に出ると聞いたとき、素直にすごいなあと思ったものです。その子とはあまり話したことはなく、体が大きくて自分たちとは違うグループにいて、決して一緒に草野球をすることはなかったです。あんなへたくそとはできないと思っていたのか、レベルが違い過ぎるので避けていたのかは分かりません。

高校の野球部の同級生にそのことを話すと、「実は俺らの高校も甲子園に出たことがあるんや」と教えてくれました。調べると春夏と2回出場していて、どちらも早稲田実業に1-0で負けています。相手の投手は王さんです。春は早稲田実業が優勝していますから、相手が悪かったというか、ひょっとすると王さんがいなければ我が母校が優勝していたかもと妄想します。

おやじがグローブを買ってくれた時、昔、おやじも野球をしていて、甲子園の予選には出たことがあると言ってましたが、自分には野球の素質はないから、ふう~と聞き流し、自分もいつかは甲子園へなどとは微塵も思いませんでした。そう言えば、息子も少年野球の見学に連れて行きましたが、半日見学して「いいわ」と言ってやらなかったのは私の遺伝なのでしょうか。

 

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職場の構成

2021-07-09 09:11:23 | 日記

職場は、正職員3人と私を含め非常勤が2人です。正職員は40代の課長と若い職員2人、一人は今年一年目の新人です。もう一人の非常勤はなかり長く居るようで、しかも前職が今の仕事と一致していて正職員以上の戦力になっています。若手二人は恐らく子供たちより若く、彼らを見ていると、息子や娘のことを思い応援したくなります。しかし、私は畑違いのため、以前、娘が、職場に定年再雇用の人が応援に来たのはよいが「つかえねー」と言っていたのを思い出し、そうは成りたくないないなあと思うのでした。

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初出勤

2021-07-01 08:25:57 | 日記

今月から働くことになりました。アンケートなどで職業欄に無職や年金生活を選ばなくてよくなりました。公的機関なので公務員ということになりますが、非常勤では胸を張ってとはいきません

初日は、腰を低くして「よろしくお願いします」と言いまくりました。職場は半数近くが非常勤で、その多くの人は定年後再就職組のように見えます。60歳定年では65歳までは年金を満額貰えませんので、働かなければ貯蓄を取り崩すしかなく、人生100年時代を生き抜くことはできません。私の場合は、子会社で3年、転職して2年働くことが出来ました。70歳まではもう少し緩く働き、小遣い程度は稼ぎたいものだと思っています。

仕事の内容は、これまでの経験が活かせるかもと思ってましたが、そんなに甘いものではないと感じました。一応の窓口業務と雑用だけは出来るようになり、役に立ちたいとか、貢献したいといった気負いは捨てることにしました。一日6時間半、月12日の勤務で、家から徒歩10分の条件は申し分ありませんが、仕事の分野は少し畑違いのような気がしています。それでも、高齢者によく紹介される施設の窓口業務や駐輪場の管理業務と同じだと思えば、どんな仕事でも働ければそれでよいと自分言い聞かせています。

仕事をする理由は、経済的なことよりも働くことで社会と関われる。働かなくても社会の一員であることは間違いありませんが、人のためにというところが欲しいです。もちろんボランティアという選択もありますが、それは偽善的で好きではありません。今、しばらくは他人の足を引っ張らない程度に働くことにします。

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