「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

杉野は何処 2019・02・01

2019-02-01 05:35:00 | Weblog


                    


   


   今日の「お気に入り」は、時折り、脳の奥底からよみがえり、口ずさむ歌。

     覚えているのは、太字の部分のフレーズのみ、他は朧朧(おぼろおぼろ) ・・・ 。



    「1 轟く砲音(つつおと)、飛来る弾丸(だんがん)。

       荒波洗ふ デッキの上に、

       闇を貫く 中佐の叫び。

       『杉野は何処(いずこ)、杉野は居ずや』

     2 船内隈なく 尋ぬる三度(みたび)、

       呼べど答へず、さがせど見へず

       船は次第に 波間に沈み、

       敵弾いよいよあたりに繁し。

     3 今はとボートに 移れる中佐、

       飛来る弾丸(たま)に 忽ち失せて、

       旅順港外 恨みぞ深き、

       軍神廣瀬と その名残れど

     


    「 1 俺ら岬の 灯台守は 妻と二人で 沖行く船の 無事を祈って 灯をかざす 灯をかざす
      


      最初の歌は、1912年(明治45年)『尋常小学唱歌 第四学年用』に初めて出たという文部省唱歌

     『廣瀬中佐』
(作詞作曲不詳)。幼い頃、1909年(明治42年)生まれの母が歌ってくれたのを、

     耳から覚えたのだと思います。三番まである歌詞のところどころ、断片的に、前後の脈絡なく、覚えています。

      因みに、廣瀬武夫さんは、1904年(明治37年)3月27日、日露戦争開戦の年に、清国の旅順港外で、

     同港閉塞作戦に従事中、満35歳で亡くなりました。


      二番目の曲は、『喜びも悲しみも幾歳月』(作詞・作曲:木下忠司)。4番まである歌詞のうち、覚えているの

     は1番だけ。


      この二曲、海つながり。私の頭のなかはどうなってるんでしょう?




                          

                          
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« A B C の歌 2019・01... | トップ | ロダンの言葉 2019・0... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事