「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

バター vs マーガリン 2016・06・28

2016-06-28 07:50:00 | Weblog


   健康に良くない「トランス脂肪酸」てんこ盛りの、腐りを知らない人造バター「マーガリン」が食料品スーパーの商品陳列棚の

  大きなスペースを占めています。

   その一方で、「生乳100%」、純粋な乳製品である「バター」は売り場の片隅に肩身狭く置かれて、高値で「お一人様一品

  (ひとしな)のみお買い上げください」などという注意書きが添えられ、何やら品薄らしき状況が続いているかのようにも思えます。

   (女性の)世界一の長寿国日本にあって、とくに健康志向が衰える気配のない女性が「マーガリン」を購入し続けるのを胡乱

  (うろん)・怪訝(けげん)に思うのは筆者だけでしょうか。


   「バター」と比較して「マーガリン」の値段が段違いに安いのが理由?

   子供の頃からズーッと食べ馴れてていて、パンに塗って食べたら美味しくて、幸せいっぱいの気分になれるから?

   「マヨネーズ」とおんなじで、アヘンのように「癖」になって止められないから?

   冷蔵庫に長くいれてあっても「バター」のように固くならず、ソフトで塗りやすいから?

   それとも植物性脂肪が体にいいという都市伝説みたいなものが21世紀の日本にいまだにあるから?


   
   「バターの原料となる牛乳の供給不足」が品薄の理由だなんて信じられますか。



   「いい油」と「悪い油」の関係が「バター」と「マーガリン」の間にもみられるということですよ。
   
   日本でも「マーガリン」が「発禁」になる時代がやって来ると考えた斯業界の知恵者が、

  「バター」の「品薄からくる高値状況」を演出しているのでしょうか。





   TPPが実施されると「バター」は60%も安くなるといいますよ。ホ・ン・ト。

   それが理由?

   単純すぎて信じらんなーい。





   上に書かれた「理由」の数々、「バターの原料となる牛乳の供給不足」を除いて、すべて当たっているとしたら、ト・ホ・ホ





   「バター」より「マーガリン」の方が健康的でヘルシーなどという大嘘がまかり通る日本国。

   ダイエットに熱心で、ソフトな「パン」に塗るソフトな「マーガリン」に目のない日本人。

   国民の健康と生命を手玉に取る「食品産業」。



No diet will remove all the fat from your body because the brain is entirely fat.

    Without a brain, you might look good, but all you could do is run for public office.


                         (George Bernard Shaw)

    もうすぐ参院選。


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