尖沙咀の朝のプロムナードです。香港観光局公式ガイドにも紹介されている無料の太極拳講座が行われていました。受講者はほとんど欧米人のようでした。
今日は香港島最南端に位置する美しいリゾート地、赤柱(スタンレー)に行くのが予め立てた計画です。
まずは「スターフェリー」(天星小輪・Star Ferry)に乗って、中環(セントラル)までショート・クルージングです。昨年の中環側のフェリーピア移転に伴い、コインだけでなく、トークンが使えるようになったので便利になりました。
フェリーの2階席からの眺め(2.2HKD、1階席は1.7HKD)。
これが中環の新フェリーピア。時計台のある趣のある建物です。
中環のバスターミナルからスタンレーまでは、トンネル経由の快速バスを選びました(260番、10.6HKD)
2階建てバスに乗るのは今回が初めてです。
幸いにも2階の先頭席に座ることができました。山道では木の枝が天井や窓に当たり、また速度を落とさないので、すごい迫力です。
対向車も速度を落とさないので、狭い山道ですれ違うときはスリル満点です。ひょろっとしたスタイルのため、重心位置も高くなっているでしょうから、カーブなどでは倒れてしまうのではと心配になりましたよ。
バス停(赤柱村巴士總站 スタンレービレッジ・バスターミナル)で降り(約30分)、坂を少し下っていくと、そこから先には、赤柱市場(スタンレー・マーケット)が広がっています。
ここはマーケット入り口です。
これは「花文字」、正式には「花絵文字」といって、名前の漢字に含まれているいろいろな意味、たとえば、愛とか健康、金運とかそういった縁起の良いものを絵に表して描いてくれるというものです。
マーケットのどこのお店も所狭しとたくさんのものが並び、外まで様々な商品があふれ出ています。
欧米人好みの雑貨やアクセサリー、中国絵画などもズラリ並んでいます。
右端の建物がメーレイ・ハウス
美しい海や自然に囲まれたスタンレーには、多くの欧米人が暮らす高級住宅街が広がっています。香港の中心から離れ、静かで緑の多いこのエリアは、まさにヨーロピアンリゾート、といった趣があります。
犬のトイレではなく、犬の糞専用のゴミ箱です。香港にもマナー知らずはいるようで、この先の岩場には大きな忘れ物が放置してありました。まったく、どいつもこいつもけしからん!!
ストリートのオシャレなレストラン。店先からは、スタンレーの美しい海が一望できます。
欧米人が町並みに溶け込んでいます。まさにヨーロピアンリゾート。
店先に座っている人もおしゃれで、決まっていますよね。
メーレイ・ハウス
マーケットのはずれにひっそりとたたずむように建っているのが天后廟です。解説によると、「ティンハウ(天后)は、960年に福建省の田で生まれ、嵐に遭遇した漁民を救うなど数々の奇跡を起こした心の優しい少女が、わずか27才で亡くなった後、神格化された神様」とのことです。
ここは、1767年(清の乾隆32年)に風水の良いこの土地に建立され、漁民の守り神とされています。
帰りは、バス停(スタンレービレッジ・バスターミナル) から山越えコースの各停の2階建てバス(6番、7.9HKD、約45分)に乗車。 今回も2階席の先頭に陣取ることができました。
先日書き込みもしたように、好みのキャリーバッグも購入できたし、久しぶりにのんびりゆっくりできた2時間の滞在でした。 バスは一路、中環へ。