若殿の気ままな独り言

日常生活で見聞きしたこと感じたこと、はまってるマカオ/Macau/澳門のことなど、勝手気ままに書き綴ります。毎日更新!

桜、さくら、サクラ! (花見便り ・・ 1 ・・)

2009-04-05 10:35:39 | 日々の出来事
去年はたしか花見を7回もしたんですが、今年は今週末が見ごろのため、はたして何回楽しめるでしょうか?


3日(金)、近所のサクラも見ごろになりました。


ということで、早速夕方にミニ花見を決行。


夜桜にちょうちん。風情がありますよね。

4日(土)は山種美術館の「桜さくらサクラ・2009」と題した展覧会で、さくらを題材にした日本画の鑑賞と、都内のさくらの名所である千鳥が淵の実際のさくらの両方の花見を企てました。


最寄地下鉄駅を降りてから、地上に出るまでがすし詰め状態で結構時間がかかりました。また出れば出たで、お堀の周りはすごい人ごみです。


旧江戸城の櫓とサクラ。


お堀のボートも楽しそうですが、乗るための行列もすごい状態でした。

ここで、山種美術館の様子も紹介します。
万葉の時代には大陸文化の影響から花といえば梅を指しましたが、国風文化が花開いた平安時代以降は桜を指すようになりました。江戸時代には貴賎、老若男女問わず身近に花見を楽しむようになっていきます。絢爛と咲き、潔く散る…その華麗さ儚さゆえに魔力も秘めていると感じさせます。そして日本人を魅了してやまない桜は、多くの絵画に描かれてきました。「さまざまの事 おもひ出す 桜かな」と芭蕉が詠ったように、多くの人の様々な想いや思いとともに、桜は今までもそしてこれからも日本人に愛され続けていくことでしょう。(パンフレットから)

           
石田武《千鳥ヶ淵》

  
奥村土牛《吉野》  加山又造《夜桜》 
当館が桜の名所である千鳥ヶ淵の隣に仮移転してから11年目となり、千鳥ヶ淵に因んで桜をテーマにした展覧会は、皆様にすっかり馴染み深いものとなりました。しかし、本年10月の広尾への当館本移転にともない、多くの方々に愛された「桜さくらサクラ展」も残念ながら最終回になります。最後に相応しく、リクエストの多い桜を描いた作品・約50点を展示します。(同じく、パンフから)

  
半蔵門付近のお堀の様子です。花ダイコンが一面に咲き誇っており、きれいでした。


半蔵門そばの国立劇場でもさくらまつりが開催されていたので、立ち寄りました。前庭に床机・野点傘が配置されており、「紙切り」という伝統芸能の実演もありました。


紙切り師、紙切り芸人などと呼ばれてきた紙切り専門の芸人は、芸団協(社団法人日本芸能実演家団体協議会)に約95,000人の実演家が所属している中で、たった5人(林家3名・柳家1名・桃川1名)のみしか登録されていないそうです。この人が5人の内の一人、林家今丸さんです。英語及びフランス語でも公演し、欧米ほか海外公演も行っており、国内では寄席の高座を中心に、切り絵の個展を開くなど幅広く活躍中とのことです。(ウンチク)


「紙切り」は1枚の紙を鋏で切ってシルエットを模っていくもので、紙を切るだけの地味で素朴な芸と思われがちだが、巧みな話術で観客の興味を引きつつ、即興で形を切り出してゆくステージ演芸の一種であり、日本の伝統芸能の1つとして、寄席の色物の1つとして扱われているそうです。(同じくウンチク)
観客のリクエストで花見の様子を、切り出してくれました。



  

  
国立劇場の前庭には、駿河桜(スルガザクラ)・仙台屋(センダイヤ)神代曙(ジンダイアケボノ)・八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)・小松乙女(コマツオトメ)・関山(カンザン)などの珍しい桜が、見事な花をつけ、互いに競い合うように咲きほこり、訪れる方の目を楽しませていました。

 

例によってその後、麻布十番まで足を伸ばしました。5日にはお稚児さんパレードがあるみたいですね。


最初の写真と同じ、近所のさくらです。一日前とは大違いで、満開状態になっていました。