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日々の思い、記憶のゴミ箱に行く前に。

カンヌグランプリ「ゴリラ」の秘密がわかった!(多分)

2008年09月19日 | 広告とか
ちょっと古い話になりますが、日本の広告関係者の間では「なんで(フィルム部門の)グランプリがあれなの?」(※グランプリはもう一点あります)という会話はよく聞かれたのではないでしょうか。実は自分もその「?」組のひとり。全体のクオリティや構成、またウェブで話題になってパロディ作品もいろいろ投稿された、というような背景話も知ってはいたのだけど。

で、今回あらためてフィル・コリンズのIn The Air Tonightの訳詞もついた映像を見ていてピンときた。

I can feel it,
Coming in the air tonight
Oh lord
And I've been waiting for this moment
For all my life
Oh lord
Oh lord

コリンズはこの詩を「別れた妻のことを思って書いた」と述べているようで、なかなかヘビーなところもあるのだが、まあある種の屈折した愛情というか欲望。そう、これって広告の基本モチーフのひとつであるセックス。それを比喩ではなく、その情念のエッセンスをこういうエンターテイメントにできたことが受けた理由、と深読みします。そういえば審査委員長(誰だっけ?)の言葉「今年のテーマはエモーション」ともうまい具合に合っているのでは。

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