TRASHBOX

日々の思い、記憶のゴミ箱に行く前に。

ONE SHOW 2016 @ アド・ミュージアム東京

2017年03月02日 | 広告とか

もう終わってしまった展示なので、備忘録としてサクッと。このONE SHOWというアワードは、クリエイティブを最優先することで知られ、ある意味カンヌなどのフェスティバル系より重きを置く人もいる。その上位作品が見られる貴重な機会だったのだけど、どこか微妙な読後感が残った。

何ていうか、作品そのものよりも、展示の批評性のなさみたいなものが、とても心許ないのだ。もったいぶった評論は無用の長物だが、何故こうなのか、どこが素晴らしいのか、という視点が(少なくとも自分には)感じられなかった。キュレーションというプロセスがあったかと言われれば、はいとは答えられない。

海外のクリエイティブ情報に簡単に接することができる今、もう「ご紹介」だけにはつきあっていられない。このアド・ミュージアムという場所は、さまざまなアワードや団体としっかりとしたパイプを持っているはずで(と信じているのだが)、その力を存分に活かした展示が見たい。この場所、ある意味ではメディウムでもあるのだから。

ところで、Goldを獲得した"Blueprint of Typographic Landscape"は、愛媛県松山市の堀建築研究所の仕事。懐かしい土地から、こんな素敵なクリエイティブが生まれていて嬉しくなった。

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