地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

モーターローターのシャフト再生とアンバランス補正

2008年03月05日 18時06分26秒 | バランシングネタ
モーターローターのシャフト部肉盛再生とアンバランス補正必要品が数日前に
入荷していました。

傷んだ軸部を円筒研削→フレーム溶射→円筒研削、で再生し、その後アンバラ
ンス補正を行ないました。


(入荷時です。写真向かって左端の赤ペン指示部を寸法等再生します)


(指示部へのフレーム溶射終わっています。形成した被膜はオーステナイト系
ステンレス)


(エッジテーパー部とキー溝内部はマスキングしています)

この後、円筒研削加工にて指定寸法にしました。

溶射での成膜のメリットは、クロムめっきの数十倍のスピードで厚膜を稼げる
こと。成膜前後の円筒研削、さらにはアンバランス補正も含めて一箇所で行な
えますので、加工延べ日数を短くすることが可能です。



(再生した箇所にセンサーライト当てて、回転振動を測定します)


(回転体重量・実用最高回転数・指定釣合良さ等級等のデータから許容残留
不釣合質量・許容残留静不釣合値・許容残留動不釣合値・許容偏芯を換算し、
アンバランス矯正ウェイト付着か超過質量切除を行ないます)


(ベルト駆動にて回転)

モーターローターの場合、規定値は「JIS B0905」によれば「G6.3」、よほど厳し
くしたとして「G2.5」ぐらいまでです。

当社では「G1.0」どころか「G0.4」も可能です。その分、修正価格が上の方へ
移動してしまいますが。


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● ㈱東洋硬化へのお問い合せは、当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生が得意です。
● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 フレーム溶射による、短納期での寸法・形状・機能の復元加工開始
    しました。

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