地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

ターボ分子ボンプがぶっ壊れてしまいました

2010年06月15日 16時20分37秒 | 今日の東洋硬化


当社のアークイオンプレーティング装置(神戸製鋼所製)は、真空ポンプ系統は、
高真空範囲を日酸エドワーズの油拡散ポンプで、 低真空範囲はアルバッククラ
イオジェニックスのコールドトラップを補助につけた大阪真空機器製のターボ分子
ポンプを使用しています。

そのターボ分子ポンプが、昨夜、経年変化による金属疲労により、羽根部が破
損、ズタズタに引き裂かれてしまいました。

使用すること16年以上、延べ真空引き回数は1万回を大きく超えるはずです。毎
回、装置内圧を-5乗torr付近まで引っ張り落としますので、長年の使用で金属
が老化しない訳がないのはわかっちゃいますが..


(担当のF君やT君が分解して確認しましたが、修理して治る気配は無し。急ぎ、
設備メーカーから該当代品を送付して貰う手筈となりました)

修理不能と判断した後、すぐさま全く同じスペックの新ターボ分子ポンプを発注し
ましたが、当社への納品はおよそ2箇月の後。それまでの期間は、メーカーから
同等品をレンタルして稼働させることになってしまいました。新品代・周辺部品代・
同等品レンタル代でウン百万円の全く想定外の出費です。イタ過ぎます..

イオンプレーティング装置自体は、担当者たちの迅速な対応のおかげで、明後日
には稼働再開の見込み。営業部分の穴はほとんど無しです。

真空系の装置の場合、この手の現象のフォローに冗談じゃない金額がかかるの
が、大きな欠点かと。



-------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは、当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
   です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
    ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
    今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
    ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
   形状・機能の復元加工。

-------------------------------------------------------


人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿