数年前より、時事通信社が主催する(社)内外情勢調査会久留米支部
に加入しています。月一で中央より高名な講師を招聘しご講演いただ
くことになっています。
本日夕刻、今月の支部月例懇談会が萃香園で開催されましたので、
聴講してまいりました。
講師は第一生命経済研究所、主席エコノミストの嶌峰義清氏。演題は、
「サブプライム不安はなくなったか!」でした。最新の図表を多用し
大不況の現在をマクロ経済的視点にて詳細にご説明下さいました。
34ページ、70図を超える大判資料の中から、以下、極く一部
転載させてもらいます。
(米国の新規受注判断によれば、米国景気は底打ちした感あり。今後
回復基調となる可能性あるも、欧州は今だ悪いまま)
(中国経済も底入れか)
(日本経済の悪化ぶりは過去最悪)
(米国の雇用状況はこれから更に悪化する可能性有り)
(米国の住宅価格下落圧力は若干緩んでいる)
(日銀短観からは、日本経済の底入れは読み取れないとのこと)
(政策金利からインフレ率を引いて算出した実質短期金利の日米
の金利差が、現在、日本:高・米国:低となっており、円高圧力
の一因となっている)
(米国の2010財政年度予算教書には2011年度以降、財政赤字を
小さくする方向が載せられているが、年率10㌫以上の歳入の伸び
を前提条件としており、またもや不動産バブルでも発生しないと
これだけの前年比率を維持できるわけがない。実際にはオバマ
再選が問われる2012年の大統領選挙時点での財政赤字は、現在
にも増して手の付けられない巨大なものとなっているだろう、
とのこと)
(世界中の生産物を買い支え、基軸通貨国家として世界経済を
牽引する米国経済の限界は遠くない)
(米国では90年代後半から明らかにバブルが発生していた)
(今後、新興国の個人所得が伸びることにより購買意欲が高まり、
製造業を主な産業とする国と経済が復権してくるものと思われる)
(過度なインフレの原因となる原油価格上昇は、主に新興国の
エネルギー非効率に起因するようになるだろう)
(今後の日本経済の浮沈は、世界に対し超強力アイテムとして
「省エネ・省資源技術」を強くアピールできるか否かにかかって
いる部分が大きい)
断片的に図表に注釈を入れてみました。
ま、外需に依存する比率の高い我が国経済の立ち直りは、米国と
中国の動向次第で、内部要因的には未だトンネルの出口は見えず、
な状態か。
とにかく、我が国経済を立ち直らせるにはBRICs等の新興経済国
を上手いこと無難に成長させて大きな市場を形成させるしか方法は
ない様です。
夏時分に米中経済の底打ちが明確に感じとれた段階で少し明るさ
が見える状況となるかも。
さらに詳しくお知りになりたい向きは、内外情勢調査会の月例
懇談会にお出かけ下さい。全国各地で毎月行なわれており、嶌峰
氏のご講演も別の土地でなされる可能性があります。
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● ㈱東洋硬化へのお問い合せは、当社ホームページの「お問い合せ」欄、
または、TEL:0942-34-1387 FAX:0942-36-0520
所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。
● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
と書くのが日本語的には正解)が得意です。
● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティングで
生成します。
● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
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今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与に
ご利用下さい。
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● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
平面研削も行います。
● フレーム溶射による、短納期での寸法・形状・機能の復元加工開始
しました。
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