地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

自己管理能力の高さ

2010年09月09日 00時55分04秒 | メジャーリーグネタ


9月8日深夜現在、MLBアメリカンリーグにてマリナーズに所属するイチローのヒット
数は181本。レンジャーズのジョシュ・ハミルトンの183本に次ぐ第2位です。ペナント
レース残りゲーム数が22の段階でメモリアルな200本まであと19本となり、さらに直
近の10ゲームぐらいは上向き加減の成績傾向であることから、10年連続200本安打
という、前人未到の記録達成となる可能性が高いものと思われます。

MLB史上最高のヒット数4256安打を記録したピート・ローズは断続的に10回、年間
200本安打をものしていますが、10年連続となるともちろんイチローただ独り。他に
9回は「球聖」タイ・カッブ。連続回数でイチローに次ぐのは110年ほど前のウィーリー
・キーラーの8回。

ま、要するに、イチローってとんでもない記録を達成しつつあるのですが、そのイチ
ローのライバル達について少し調べてみると、

まず、最初に名前を出したジョシュ・ハミルトン。デビルレイズに所属していた二十歳
の時に交通事故に遭遇し、そのはずみからか、後にコカイン中毒となって米球界か
ら追放されたものの2006年にMLB復帰し、2008年のシーズンは打点王・塁打王とな
るという、何とも上がり下がりの激しい野球人生を送っています。今年は、絶好調だっ
た夏に怪我で離脱。復帰後、またまた絶好調となったにもかかわらず、つい数日前
にフェンス激突で胸を強打しさらなる戦線離脱。打率での首位は揺るがないものの
安打数で2位のイチローに抜かれるのは時間の問題の様です。元ジャンキーである
為、怪我しやすい体質になってしまっている可能性があり、何とも勿体無いことです。

次、ここ数年、毎年イチローと打率争いしている昨年の首位打者、ツインズのジョー
・マウアーは今年もぼちぼち好調。ただし、去年、腎臓手術明けの春先の様な4割を
大きく超えていた打率には遠く及ばず、現時点で.325。ポジションがキャッチャーで
あることも手伝ってかこの人も故障が多く、高打率ではあれどヒットメーカーとは言い
難い存在。

その同僚、ジャスティン・モーノーは高打率である上に打点も稼ぐバランスヒッターな
のですが、昨年8月には内耳を痛め、9月には腰の疲労骨折。今年は、シーズンス
タート時からかなり長い間絶好調でいたものの、6月に脳震盪を起こした後、後遺症
が残り、長期DL入り。シーズン後半を棒に振りつつあります。

さらに、イチローが「ライバル」と呼んで憚らないレンジャーズのマイケル・ヤングは5
年連続で達成した年間安打数200本の後、183本・174本とここ2年は頭打ち。今年
も180本台で終わりそうで、ピークを越えた印象。

2007年にイチローと打率を争い首位打者となったタイガースのマグリオ・オルドネス
も、現在、打率こそ.303であれ、安打数は98本で今年は外れ年の様です。

2008年に安打数タイトルをイチローと分け合ったレッドソックスのダスティン・ペドロイ
アは、打率.288、安打87本で完全に外れ年。

イチローと同じ1番バッタータイプにしてヤンキースのキャプテンであるデレク・ジー
ターとて、毎度安定した記録を残すとは言われつつも、現時点で打率.264、安打151
本。

アメリカンリーグのシュアヒッター達についてタラタラと書き連ねましたが、書いてい
て思うのが、イチローのタフネスぶりと記録の安定感。打率こそ、年によってそこそこ
上下動するもののそれでも3割を切ったことが無く、手術を必要とする様な大病や大
怪我を追うことも無く、自己管理能力の高さでもおそらくMLBナンバーワンかと思われ
ます。

今年のペナントレースが終わる前に言うのは少々時期尚早ではあるものの、イチロー
にして少しずつ衰え始めたかも、と感じるのは、1ゲーム4本・5本のヒット集中生産が
見られなかったこと。262本の安打を放った2004年のシーズンあたりに較べ、明らか
にその能力は下降線を辿っている様に思います。

とは言っても、1ゲームに最低1本はヒットを打つ能力、毒舌でならす元ヒットメーカー
張本勲氏にして、その舌を巻かせるほどであるのは確か。集中打を放つ能力が少々
落ちたとしても、連続試合安打記録を保持しているジョー・ディマジオの56試合に挑
む力が落ちた様には見えません。

後1週間ほどで日米通算3500本安打、2週間前後で10年連続200本安打、とメモリ
アルな時点を迎えるイチローです。



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    平面研削も行います。
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