国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

僕はそんなに「お上品」ではないのだ。早く演奏が聴きたい!

2011年01月30日 | マスターの独り言(ライブのこと)
正直言うと「ブルーノート東京」とか「コットン・クラブ」とかあまり好きではない。
あそこは「ジャズを聴きに行く」というよりも
「おしゃれにウィスキーを傾けて、ついでに豪華な食事を楽しみながら
 ジャズでも聴いちゃおっか」という雰囲気が溢れているからである。
まぁ、ならば何も頼まないで、とにかく音楽だけを聴けばいいと言われてしまうだろう。
だが、そう易々といかない。
メニューに並ぶ数々の美味しそうな料理が、
「頼んで」とお願いしているからだ。(僕の脳内で…)

客層が何かお上りさんのように、ふわふわとしているのもどうにも…
「ジャズを聴きに来ました。でも出ている人は誰だか知りません」と
公言してはばからない人もいる。(並んでいるときにふっと聞こえてきてしまうのだ)

「そこへなおれ!」と切れたりはしませんでしたよ、もちろん。
いくらビル・フリゼールとロン・カーターとジョーイ・バロンという
今のジャズ界では貴重な組み合わせ、
かつ高度な音楽が望めるであろう組み合わせを知らないからといって
怒りをぶちまけたら、それこそ「ジャズキチ」だ。

僕は結構天の邪鬼的な所があり、生公演前というのは一気にテンションが下がる。
斜に構えるようになり、
「果たして払った金額に見合うものかどうか?」とかなり陰険な参加者になる。
ライブ前というのはとにかく時間がある。
その時間に無駄なことを考えるのはあまりよくない。

ともかくビル・フリゼールである。
ロン・カーターに関しては何度も日本にきているがこれもまたお初である。
マイルスバンドで黄金のクインテットを支えたベーシストである。
そしてジョーイ・バロン。
この組み合わせで再び何かをするというのはほぼ奇跡ではなかろうか。
そんなわけでちょっと値は張るが、「コットン・クラブ」に足を運んだのだ。

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