落合竜、福岡に散る…

中日敗れました。
リーグ優勝しての日本一・完全制覇の夢は叶いませんでした。
シリーズを見てて思ったのは
　　　　
　　　　打てなきゃ勝てん

今シリーズは中日の持病である「貧打病」が激悪化。
ここぞという所で安打が出ず得点が入らない。見ていてイライラ感が募る展開が続きました。
だから昨年のような燃え尽きた感は無く、不完全燃焼のまま終わってしまった情けなさだけが残りました。

今日で日本シリーズが終わったという事は、8年間続いた落合政権が幕を閉じたという事。
現役時代にFAで巨人に行った時は「そんなに金が欲しいか、クソ落合」。10.8で怪我をした時には「巨人に行った罰が当たったんだ、ざまあみろ」と憎んだ時もありました。
でも監督として中日に戻ってきて、「FAやトレードなどの大きな補強はしない。今居る選手の能力を10％底上げすれば優勝できる」と宣言。
そして見事リーグ制覇した2004年から今年までリーグ優勝4回・日本一1回という素晴らしい成績を残してくれて、ファンとしてはものすごくいい思いをさせてもらいました。
特に今年9月の退任発表以降も黙々とチームを指揮し、見事優勝に導いた姿勢には「この人は本当のプロの野球人なんだな」と感銘いたしました。
これでもう少しあと一言二言マスコミやファンの前で喋ってくれていたら、余計な敵は作らずに済んだと思うのですが、そのあたり器用に振舞えないのが落合博満という人なのでしょうね。
なにはともあれ落合監督8年間お疲れ様でした。しばらくはゆっくりと体を休めて疲れを癒してください。
そしてまたいつかどこかのチームの監督として、プロ野球の現場に戻ってきてください。