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としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

白馬姫川温泉 竜神の湯(エイブル白馬五竜エスカルプラザ内)

2020-07-14 00:49:09 | 長野県(中信)の温泉
 3月の土日は自由時間があまり取れそうもなかったので、新規施設訪問のため少し余裕があった仕事を午後休み、白馬村に向かいました。白馬村の施設を選択した理由は、スキーシーズンしか営業していない施設があるからです。
 まずは白馬龍神温泉を午後2時に訪問したのですが、新型コロナウィルスの影響のため開館は午後3時からとなっていました(本来開館は午前11時)。宿泊施設も併設しているのでチェックイン時間に合わせたのでしょう。その場で1時間も待っている訳にはいかないので、2番目に寄る予定であった白馬姫川温泉 竜神の湯に先に行くことに。白馬龍神温泉からは車で5分もかからない距離にあります。

 竜神の湯は、エイブル白馬五竜(スキー場)のベースセンターであるエスカルプラザの地下1階にあります。現地に到着すると、平日にも関わらずスキー場はスキー、スノボ客で賑わっていました。ただ一番近くの駐車場でも満車になっていなかった(1/3は空いていた)ので、新型コロナウィルスの影響は出てたのかももしれません
 当然ながら、現地にはスキーウェアを着た人しかいないのですが、その中を仕事帰りそのままの恰好(スーツ&革靴+コート)で歩くのには勇気がいります。私服に着替えることも考えたけれども、面倒だったのでそのまま突っ切ることにしました。こういうシチュエーションにはだいぶ慣れましたね
 受付で650円を支払い、地下に降りるとまずは広い大広間(レストルーム)がありました。普通の日帰り温泉施設なら机と座布団が敷いてあるようなスペースですが、ここには何もなくただただ広い空間があるのみ。食堂がある訳ではないので、机とかがあると逆に邪魔ということでしょうが、不思議な空間です。その広い空間の先に、脱衣所への入口があります。脱衣所は普通の造りで、棚に脱衣籠が入れてある形式。スキー客はリュック等荷物が多いので使いづらそうでした。


 浴室に入ると、まず目についたのが浴槽からのオーバーフローの多さ。オーバーフローした多量のお湯は洗い場にある排水口から排出されていました。ということは、普通に考えれば再利用されることはありません(洗い場からのシャンプー等が混ざった排水と一緒になるため、循環使用に適さない)。ここは白馬姫川温泉のローリー湯(運び湯)なので、この贅沢なお湯の使い方には非常に驚かされました。
 ローリー湯でこのようにかけ流すのは無理と思われることから、このお湯の使い方を実現するには、「洗い場の排水が混ざったお湯を何とか浄化して再利用する」か、「大量に水道水又は地下水を加水する(温泉は少量しか使用しない)」の2択でしょう。自分は後者だと思いますが、実際はいかに。
 ちなみに、湯の使用方法は、循環ろ過装置利用、加水あり(入浴に適した温度に保つため)、加温あり(入浴に適した温度に保つため)、塩素系薬剤使用ありです。この中で、入浴に適した温度に保つため、加水と加温を両方するというのは矛盾していて腑に落ちません。源泉が高温なら投入量を調整して浴槽を適温に保てば加水も加温もいらない訳だし、49.9℃の源泉をタンクローリーで運んだ時点で温度が下がっていれば加水はいらないと思います。温度を理由に加水が必要とはとても思えません。加水は「湯の不足を補うため」とでも書いておけば納得するんですけどね。


 さて、実際のお湯の方はと言うと、無色透明、無味無臭、感触も特になしという温泉らしさ皆無の湯でした。源泉そのものは若干塩味があるはずなので、やはりかなり加水されているものと思われます。僅かながら泡付きが見られましたが、2本のジェットで発生した気泡によるものでしょう。
 あえて良かった点を挙げると、こういう施設ではありがちな強烈な塩素臭はなく、若干感じられる程度のレベルであったこと、また湯温がぬるめの適温(40℃くらい)で、熱い湯が苦手な外国の方でも問題なく浸かれる湯温であったことでしょう。実際私以外の客4人は全員外国の方でしたが、結構長湯していました。泉質に興味がない客にとっては、そこそこ気持ちよく入れる湯であれば、湯がどう使われているなどというのは全く関係ないですからね

 設備的にも内湯浴槽のほかサウナがあって、露天風呂以外は揃っています。料金は少し高いですがリゾート価格と考えれば許容範囲。スキー場にあって汗を流すくらいなら、これで十分です。ただ、温泉好きにとっては、多量のオーバーフローの正体が気になるところです

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