
12月に入り、新型コロナウイルスの第3波の影響で、長野県内の移動すら難しくなりそうな情勢になってきたので、行けるうちに新規入湯のノルマを果たしておこうと思い、平日(木曜日)の午後に休暇を取って温泉巡りに出掛けました。行き先はあまり遠出したくなかったので、未湯の「安曇野しゃくなげの湯」がある穂高温泉郷に決定。
「安曇野しゃくなげの湯」は、2016年10月にオープンしたばかりの日帰り温泉施設(安曇野市営、指定管理)です。それまでにあった「しゃくなげ荘」、「温泉健康館」、 「穂高老人保健センター」の3施設を廃止し、新たに「しゃくなげ荘」等の跡地に「安曇野しゃくなげの湯」が建設された形です。3施設は老朽化が問題となっていたため廃止・統合されたようですね。「しゃくなげ荘」、「温泉健康館」は入湯済みでしたが、「穂高老人保健センター」は未湯だったので廃止されてしまったのはちょっと残念。
しゃくなげの湯に到着すると、駐車場にはかなりの台数の車が駐車していました。平日の真っ昼間にこれほどの客がいるとはちょっと驚きです。新型コロナのこともあり混雑した施設にはあまり入りたくないのですが、ここまで来て引き返す訳にもいかないのでそのまま入館しました。
中に入ると、さすがに出来たばかりとあって綺麗で、ロビーは広々としていました。料金は700円と高めですが、安曇野市民は500円で、周辺のホテル・旅館での立ち寄り入浴の料金と同等です。そうなれば、綺麗で設備が整っているこの施設に客が集まるのは無理もないでしょう。
浴場は「木の湯」と「石の湯」があり、日替わりで男女の使用が入れ替わりますが、内容が少し異なっています。この日の男湯は「木の湯」で、内湯は大浴槽の他に、ジェットバス、シルク湯(非温泉)、サウナ、水風呂があり、設備の充実ぶりはスーパー銭湯並み。ちなみに「石の湯」はシルク湯の代わりに炭酸泉、サウナの代わりに塩サウナになっているそう。自分としては炭酸泉に入りたかったので少し残念です。

様々な浴槽がある中で、まずは大浴槽に入湯。大きな正方形の浴槽の中央部分に、背もたれになると思われる仕切りが設置されています。正方形の浴槽では中央部分がデッドスペースになるので、それを解消するためのものでしょう。
お湯については、無色透明、無味無臭で、温泉としての個性が乏しい湯です。強いて言えば、若干ツルスベ感があるくらい。そしてこういう系統の施設ではお約束の塩素臭もはっきりと感じられ、温泉としてはあまり評価できない湯です。
穂高温泉郷の源泉はアルカリ性単純温泉で、元々個性が乏しい湯と思われ、また源泉が山奥の中房渓谷にあり10km以上引き湯していることから、その間に湯の劣化も進みます。その湯を施設で循環使用のうえ塩素消毒しているのだから、個性がほとんど残らないのも当然です。このことはこの施設に限らず、穂高温泉郷の温泉施設のほとんどに当てはまることで、正直なところ穂高温泉郷で納得できるような湯に巡り合うのはなかなか難しいでしょう。
大浴槽の次はジェットバスに入湯。ここのお湯も一応温泉のようです。センサーに手をかざすとジェットが作動するという方式。個人的にジェットバスには興味がないし、お湯がいいはずもないので、ちょっと浸かっただけでほぼスルーしました。

内湯の締めはシルク湯。ここには「天然温泉」との記載がなかったので、真湯なのでしょう。非常に細かい気泡が注入されているせいで、見た目は白濁湯です。肌触りが気泡の影響か柔らかい感じがして、「シルク湯」と名付けられている理由がよく分かります。また湯温が40℃ほどでぬるく(他の内湯浴槽は42℃ほど)、浸かっていて一番気持ちが良かったですね。

内湯での入浴もほどほどに、次は露天風呂に移動しました。露天風呂は場所柄高い塀に囲まれており、眺望はゼロ。見えるのは空だけ。それでも外気にあたりながら入浴できるというだけで、内湯とは違った気持ち良さがあり、あったらあったで嬉しいですね。
露天スペースには真四角でほぼ同じ大きさの浴槽が2つ並んでいて、左側が「あつ湯」、右側が「ぬる湯」となっています。温度計を見ると「あつ湯」が44℃、「ぬる湯」が41.5℃でした。自分の感覚としては「熱め」と「適温」で、ぬる湯好きとしては当然「ぬる湯」にほとんど浸かっていましたが、好きな温度帯の湯を選べるというのは良いことです。
湯質については内湯と同じで、ほぼ特徴がない塩素湯(若干のツルスベ感のみ)。特に解説する必要もないお湯です。あまり温泉に入ったという感慨が湧かないお湯なのですが、他の人はどう思っているのですかね?
30分ほど浴場に留まり湯浴みをしていましたが、客が減る様子もなく、あまり密な所に長居したくもなかったので、自分としては短時間で浴場から引き上げることにしました。全体的な感想としては、行楽のついでに寄るのはいいかもしれないですが、わざわざ遠くから入浴しにくるレベルの湯ではなく、あくまで地元民が銭湯代わりに入浴する温泉施設だという印象です。

「安曇野しゃくなげの湯」は、2016年10月にオープンしたばかりの日帰り温泉施設(安曇野市営、指定管理)です。それまでにあった「しゃくなげ荘」、「温泉健康館」、 「穂高老人保健センター」の3施設を廃止し、新たに「しゃくなげ荘」等の跡地に「安曇野しゃくなげの湯」が建設された形です。3施設は老朽化が問題となっていたため廃止・統合されたようですね。「しゃくなげ荘」、「温泉健康館」は入湯済みでしたが、「穂高老人保健センター」は未湯だったので廃止されてしまったのはちょっと残念。
しゃくなげの湯に到着すると、駐車場にはかなりの台数の車が駐車していました。平日の真っ昼間にこれほどの客がいるとはちょっと驚きです。新型コロナのこともあり混雑した施設にはあまり入りたくないのですが、ここまで来て引き返す訳にもいかないのでそのまま入館しました。
中に入ると、さすがに出来たばかりとあって綺麗で、ロビーは広々としていました。料金は700円と高めですが、安曇野市民は500円で、周辺のホテル・旅館での立ち寄り入浴の料金と同等です。そうなれば、綺麗で設備が整っているこの施設に客が集まるのは無理もないでしょう。
浴場は「木の湯」と「石の湯」があり、日替わりで男女の使用が入れ替わりますが、内容が少し異なっています。この日の男湯は「木の湯」で、内湯は大浴槽の他に、ジェットバス、シルク湯(非温泉)、サウナ、水風呂があり、設備の充実ぶりはスーパー銭湯並み。ちなみに「石の湯」はシルク湯の代わりに炭酸泉、サウナの代わりに塩サウナになっているそう。自分としては炭酸泉に入りたかったので少し残念です。

様々な浴槽がある中で、まずは大浴槽に入湯。大きな正方形の浴槽の中央部分に、背もたれになると思われる仕切りが設置されています。正方形の浴槽では中央部分がデッドスペースになるので、それを解消するためのものでしょう。
お湯については、無色透明、無味無臭で、温泉としての個性が乏しい湯です。強いて言えば、若干ツルスベ感があるくらい。そしてこういう系統の施設ではお約束の塩素臭もはっきりと感じられ、温泉としてはあまり評価できない湯です。
穂高温泉郷の源泉はアルカリ性単純温泉で、元々個性が乏しい湯と思われ、また源泉が山奥の中房渓谷にあり10km以上引き湯していることから、その間に湯の劣化も進みます。その湯を施設で循環使用のうえ塩素消毒しているのだから、個性がほとんど残らないのも当然です。このことはこの施設に限らず、穂高温泉郷の温泉施設のほとんどに当てはまることで、正直なところ穂高温泉郷で納得できるような湯に巡り合うのはなかなか難しいでしょう。
大浴槽の次はジェットバスに入湯。ここのお湯も一応温泉のようです。センサーに手をかざすとジェットが作動するという方式。個人的にジェットバスには興味がないし、お湯がいいはずもないので、ちょっと浸かっただけでほぼスルーしました。

内湯の締めはシルク湯。ここには「天然温泉」との記載がなかったので、真湯なのでしょう。非常に細かい気泡が注入されているせいで、見た目は白濁湯です。肌触りが気泡の影響か柔らかい感じがして、「シルク湯」と名付けられている理由がよく分かります。また湯温が40℃ほどでぬるく(他の内湯浴槽は42℃ほど)、浸かっていて一番気持ちが良かったですね。

内湯での入浴もほどほどに、次は露天風呂に移動しました。露天風呂は場所柄高い塀に囲まれており、眺望はゼロ。見えるのは空だけ。それでも外気にあたりながら入浴できるというだけで、内湯とは違った気持ち良さがあり、あったらあったで嬉しいですね。
露天スペースには真四角でほぼ同じ大きさの浴槽が2つ並んでいて、左側が「あつ湯」、右側が「ぬる湯」となっています。温度計を見ると「あつ湯」が44℃、「ぬる湯」が41.5℃でした。自分の感覚としては「熱め」と「適温」で、ぬる湯好きとしては当然「ぬる湯」にほとんど浸かっていましたが、好きな温度帯の湯を選べるというのは良いことです。
湯質については内湯と同じで、ほぼ特徴がない塩素湯(若干のツルスベ感のみ)。特に解説する必要もないお湯です。あまり温泉に入ったという感慨が湧かないお湯なのですが、他の人はどう思っているのですかね?
30分ほど浴場に留まり湯浴みをしていましたが、客が減る様子もなく、あまり密な所に長居したくもなかったので、自分としては短時間で浴場から引き上げることにしました。全体的な感想としては、行楽のついでに寄るのはいいかもしれないですが、わざわざ遠くから入浴しにくるレベルの湯ではなく、あくまで地元民が銭湯代わりに入浴する温泉施設だという印象です。


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