
(2015.8.8再訪)
今年は何かと忙しく、志賀高原越えを一度もしていなかったのと、久しぶりに酸性泉に浸かりたくなったので、一路万座温泉を目指しました
まずは万座温泉で未湯となっている松屋ホテルに寄ってみましたが、明らかに閉館中。裏口はほぼ廃墟です
観光協会のHPにはまだ掲載されているので、スキー場がオープンする冬期は営業するのかな?
仕方ないので目的地を豊国館に変更。豊国館を訪れるのは4年ぶりです。相変らず鄙びた施設で、ほとんど変わった所はなかったですが、内湯浴槽に手すりがついたのと、混浴大露天風呂と女性専用露天風呂を隔てる塀が新しくなっていました

内湯は若干青味がかった白濁湯が満たされ、硫黄臭が香る湯
見た目の印象は前回と変わりありません。ただ源泉を味見してみると、酸味だけで苦味がありませんでした。前回入湯時の記録には酸味+苦味と記されているし、何と言っても源泉名は「苦湯」。当然苦いものだとと思っていたからちょっと拍子抜けです
それでも入浴自体に味はほとんど関係ないので、浴感には十分満足できました
酸性(pH2.2)でも草津温泉ほどピリピリこないし、湯温も適温に調整されているので、ゆっくりと浸かっていられます

続いて混浴大露天風呂へ。混浴と言っても、前回と同様、女性の姿はなし。施設の構造上、女性にはハードルの高い混浴露天風呂で、実質男性専用と言っていいでしょう。
お湯は見た目内湯と同じですが、香りは焦げ硫黄臭に近く、酸味は露天の方が若干濃いものでした(やはりこちらも苦味なし)。広い露天風呂でこの湯質を保っているのは素晴らしいの一言です
源泉が熱いので投入量を絞っており(3分の2は捨てられていた)、湯の新鮮さは少し落ちていると思われるも、源泉のレベルが高いのでほとんど影響がありません。

そして湯温がまた絶妙に調整されていて、熱過ぎず温過ぎず、夏でも長湯できる温度になっていました。高原の涼しい風でクールダウンしながら、何度も入浴を繰り返す。湯が熱過ぎないから疲れもたまらず、リラックスできて理想的な湯浴みです
ほとんどの時間が独占浴だったから、本当に贅沢な時間を過ごせました。万座の他の施設ではこうはいかないでしょうね
施設の充実度を気にせず、湯浴みだけを純粋に楽しむのなら、万座温泉ではこの施設が一番だと思います。料金も500円で一番安いのも嬉しいですし。日本で指折りの温泉が車で1時間ほどの所にあり、気軽に楽しめるというのは本当にありがたいですね

(2011.9.12)
万座温泉は、草津白根山の近く、標高1,800mに位置し、岐阜県の濁河温泉と並んで通年自家用車で辿り着ける最高所の温泉です
実家からだと草津温泉より近いのですが、日帰り専門の施設がないためこれまで訪問することはありませんでした。最近はホテルや旅館の温泉に行くことに抵抗がなくなってきたので、名泉の誉れ高い万座温泉に行ってみることにしました
万座温泉には十数件のホテル、旅館が山の斜面に点在していますが、その中で今回訪問した豊国館は最も標高が低い所に位置しています
ほとんどの施設が日帰り入浴客を受け入れている中で、豊国館を選択した理由は料金の安さとお湯の評判の高さから
大規模ホテル等の料金は1,000円~1,200円ですが、豊国館は500円と破格の料金
その分鄙びた旅館で設備は整っていませんが、温泉が目的なら問題ないですね

豊国館には内湯が男女1つずつと、混浴大露天風呂1つ、女性用露天風呂1つがあります。混浴大露天風呂は深さが1mほどもあるおもしろい造り
一応露天風呂専用の脱衣所がありますが、男性用内湯の脱衣所とは扉一枚で隔てているだけなので、女性が入るにはよっぽどの勇気が必要でしょう
ほぼ男性専用に近いかな

湯船には青味がかった白濁の湯が満たされています
白濁はかなり濃く、透明度は10cmくらい。この白濁は析出した硫黄成分によるもので、硫黄成分の含有量(総硫黄含有量)は万座温泉が日本一だそうです(ちなみに2位は月岡温泉とのこと)
味は泉質が酸性・含硫黄-ナトリウム-硫酸塩泉(硫化水素型)ということで強烈な酸味が感じられ、さらに源泉が「苦湯源泉」と呼ばれているように、苦味も混じります
湯口に湯飲みが置かれ飲泉できるようになっていますが、正直おいしくないのであまりおススメしません
その他硫黄臭と若干のヌルヌル感が感じられる湯で、感覚としては草津温泉の大滝乃湯に似たような感じでした。草津温泉の湯とは甲乙つけがたいですが、露天風呂からの雄大な景色は草津温泉ではあまり味わえない要素ですね
万座温泉のお湯の質は、間違いなく今まで入湯した温泉の中ではトップクラスでしょう
他にも数多くの源泉があるようなので、入り比べてみたいと思います
今年は何かと忙しく、志賀高原越えを一度もしていなかったのと、久しぶりに酸性泉に浸かりたくなったので、一路万座温泉を目指しました

まずは万座温泉で未湯となっている松屋ホテルに寄ってみましたが、明らかに閉館中。裏口はほぼ廃墟です

仕方ないので目的地を豊国館に変更。豊国館を訪れるのは4年ぶりです。相変らず鄙びた施設で、ほとんど変わった所はなかったですが、内湯浴槽に手すりがついたのと、混浴大露天風呂と女性専用露天風呂を隔てる塀が新しくなっていました


内湯は若干青味がかった白濁湯が満たされ、硫黄臭が香る湯





続いて混浴大露天風呂へ。混浴と言っても、前回と同様、女性の姿はなし。施設の構造上、女性にはハードルの高い混浴露天風呂で、実質男性専用と言っていいでしょう。
お湯は見た目内湯と同じですが、香りは焦げ硫黄臭に近く、酸味は露天の方が若干濃いものでした(やはりこちらも苦味なし)。広い露天風呂でこの湯質を保っているのは素晴らしいの一言です


そして湯温がまた絶妙に調整されていて、熱過ぎず温過ぎず、夏でも長湯できる温度になっていました。高原の涼しい風でクールダウンしながら、何度も入浴を繰り返す。湯が熱過ぎないから疲れもたまらず、リラックスできて理想的な湯浴みです


施設の充実度を気にせず、湯浴みだけを純粋に楽しむのなら、万座温泉ではこの施設が一番だと思います。料金も500円で一番安いのも嬉しいですし。日本で指折りの温泉が車で1時間ほどの所にあり、気軽に楽しめるというのは本当にありがたいですね



(2011.9.12)
万座温泉は、草津白根山の近く、標高1,800mに位置し、岐阜県の濁河温泉と並んで通年自家用車で辿り着ける最高所の温泉です


万座温泉には十数件のホテル、旅館が山の斜面に点在していますが、その中で今回訪問した豊国館は最も標高が低い所に位置しています





豊国館には内湯が男女1つずつと、混浴大露天風呂1つ、女性用露天風呂1つがあります。混浴大露天風呂は深さが1mほどもあるおもしろい造り




湯船には青味がかった白濁の湯が満たされています


味は泉質が酸性・含硫黄-ナトリウム-硫酸塩泉(硫化水素型)ということで強烈な酸味が感じられ、さらに源泉が「苦湯源泉」と呼ばれているように、苦味も混じります


その他硫黄臭と若干のヌルヌル感が感じられる湯で、感覚としては草津温泉の大滝乃湯に似たような感じでした。草津温泉の湯とは甲乙つけがたいですが、露天風呂からの雄大な景色は草津温泉ではあまり味わえない要素ですね

万座温泉のお湯の質は、間違いなく今まで入湯した温泉の中ではトップクラスでしょう




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