小品日録

ふと目にした光景(写真)や短篇などの「小品」を気の向くままに。

武田百合子 「富士日記」(昭和43年6月22日)

2006-06-22 00:11:31 | 日記文学
まず、朝昼夜の食事メニューが書いてあり、朝からビーフシチューというのがすごいです。
それから、天気予報が(よい方に)はずれたことをコメント。
この日の日記はめずらしく絵入りで、テラスで見つけた羽化したばかりの蛾が描かれています。(絵に書き込まれた解説もなかなかよい。)
この蛾が飛び立つまでの入念な観察の様子が文章からうかがわれます。
「怪獣映画のようだった。」というのはモスラのことですよね。
中公文庫でどうぞ。
富士日記〈中〉

中央公論社

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