コピー機などの事務機器の会社は大変そう

　コピー機などの事務機器を扱っている会社は取り巻く環境の変化でなかなか大変そうです。先日富士フィルムが子会社の富士ゼロックスとアメリカのゼロックスとの統合なんでしょうかね。が発表されました。

　私が会社の入った当時は紙の文化でした。各部門に配布する文書といえば、コピーしてそれぞれの部門に配布して職場で回覧していたものです。特に人事の仕事をしていたので文書類を配布する機会が多くて、コピー機が大活躍していました。

　それが電子メールが登場したり、社内も一人一台パソコンを持つようなりわざわざコピーした紙を回覧しなくとも、パソコンでこれこれの知らせがありますのでここを見てくださいみたいな感じで済むようになってしまいました。

　そうするとコピーをすることが少なくなって、ペーパレスになってきます。そうするとコピー機を中心とした事務機器を製造販売している会社にとっては商品が売れなくなることになります。そんなわけで富士フィルムのゼロックスの対応も納得できます。

　では、なんでもかんでもネットで見てくださいねで済むのかというかというと、そうでもない世界もあるように思います。私が会社の労働組合の仕事をしていた時、春闘の情報は紙に印刷して朝工場の門に立って、出社してくる社員に手渡していました。このような場合は、社内のネットにも情報は乗せるべきだと思いますが、手渡して最新の情勢を朝読んでもらうということは意味のあることと思います。

　しかし、これは特別な場合であって、世の中の流れはペーパーレス化だと思います。そんなことからもコピー機などの事務機器を扱う会社は、単なるコピー機では先行きは暗いですから、インターネットとつながる複合機に進出していると思います。ただ、それはどの会社も行っていることで、そこを頭一つ飛び出すことのできる会社が生き残るのではないかと思ったのでした。