円安がすすんでますなあ

　ここのところニュースで取り上げている話題の一つに円安があります。以前は円高で輸出企業の業績が悪化し景気も悪くなったりしましたが、ここにきて急速な円安です。

　先日のニュースで報道されていましたが、日銀の総裁によると輸出企業、輸入企業トータルで日本経済にとってはプラスだろうと言ってました。ただ、先の円高で生産拠点を海外に移してしまい、低価格な製品は東南アジアや中国など海外で生産し、高付加価値の商品のみ国内で製造するという体制になってしまったで、以前のように円安になったからといって、輸出がどんどん増えて大儲けになるなんてことはなくなってんじゃないかと思います。

　それどころか原材料や低価格の商品を輸入に頼っている企業はコストが上昇してしまい、販売価格にそれを転嫁せざるをやなくなるでしょう。そうすると食料品などの価格も上昇しそうです。私のように生活保護で生活している人間にとっては収入が保護費に限られるわけで、家賃を除くと支出の中心になる食料品、光熱費の価格が上がって負担が増えそうで、一層節約せねばなりません。

　私自身はひとり者で家族もいないので、食料品を買うといっても一人分だけですから値上がりしても影響が限られるというのはありますが、家族もちだと値上がりも家族分負担増になるだけに生活が苦しくなるかもしれません。

　とにかく円高にしろ円安になるにしろ、急激に変動するのが企業にとっても一番困るのではないでしょうか。徐々に変動するのなら手の打ちようもあるでしようが、急激に変動するとどうしようもないでしょう。でも、この流れはしばらく続きそうなので、スーパーでの買い物も商品をじっくりと観察せにゃなりませんな。