寅の子文庫の、とらのこ日記

本が読みたいけど本が読めない備忘録

7冊のカラーブックス150~156まで。

2005年06月13日 21時39分09秒 | カラーブックス
【7冊のカラーブックス】 今週は150番から156番まで掲載します。

150番【日本の魚】末廣恭雄/初版43年6月1日
151 【尾瀬の四季】布施正直/初版43年6月1日
152 【蒸気機関車】広田尚敬/初版43年7月1日
153 【庭づくり】中根金作/初版43年8月1日
154 【洋酒入門】吉田芳二郎/初版43年8月1日
155 【西洋やきもの風土記】崎川範行/初版43年8月20日
156 【季節の魚】清水桂一/初版43年9月1日


カラーブックスの記念すべき第1号は【ヒマラヤ】です。昭和37年4月20日に刊行されました。以来、6年の歳月が経ち、ジャンルには多種多様にわたる入門の書も多くなりました。また短い間隔で次々と刊行されるナンバーに読者もさぞかし、気ぜわしい思いをされたことでしょう。今回掲載の7冊もわずか3ヶ月の間に集中しています。定価は37年当時より50円高。ページ構成は153頁でほぼ固定、装丁はNo100以降、カラー刷り紙カバー巻きからお馴染みのビニールカバー巻きに変更されています。

昭和43年5月現在の目録は次のように分類してありました。
【国内旅行】47冊、【海外旅行】18冊、【趣味/入門】51冊、【動物/虫/魚】13冊、
【植物/園芸】18冊、【美術/デザイン】23冊、【文学散歩】12冊、分類された本の合計は182冊で、通しナンバー150冊、をはるかにオーバーしています。例えばこれは【No105平家物語】のように文学と国内旅行、の両方の分類に重複掲載さているタイトルがあるからです。

前置きが長くなりました。今回は1冊のみのご案内でご容赦ください。
155番【西洋やきもの風土記】です。著者の崎川範行さんは【20番・宝石】【71番・やきもの風土記】に次いで3冊目の執筆となりました。前作のやきもの風土記の中でも折々にイギリス・スイス・オランダなど西洋の陶器が顔を覗かせていますが今回はドイツ・イギリス・フランス・イタリア・デンマーク・オランダの6カ国を中心として、スイス・フィンランド・ノルウェー・ポーランド・オーストリア・ブルガリア・ハンガリー・ソ連・スペイン、更にはガラス工芸からカットガラスのボヘミアガラス・ベネチアガラス・ワイングラスのサンルイに至る迄、幅広く紹介しています。崎川さんの『はじめに』を要約すれば、~最近は国内でも西洋の陶磁器を見る機会が多くなったが難しいことは抜きにして、やきもの好きの皆さんに多少とも楽しんでいただけたらうれしい、と結んでおられます。

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