寅の子文庫の、とらのこ日記

本が読みたいけど本が読めない備忘録

岩波写真文庫111『熊』

2009年09月23日 04時26分35秒 | 岩波写真文庫
乗鞍バスターミナルでツキノワグマが観光客等を襲った。怪我を負われた方々にはお気の毒としか言いようが無い。そして今回に限らず大抵の熊たちは地元猟友会により射殺されてしまう。殺されてしまう熊たちも気の毒だと思う。境界線を犯したのは熊か人間か、判決は容易には下らないだろう。生き抜く為に彼等も必死なのだ。テレビのニュースを見て蔵書の中から一冊引っ張り出してみた。



利根川上流、宝川温泉の小野伊喜雄氏が熊狩りで生け捕った生後二ヶ月くらいの仔熊(オスのコロスケとメスのコロ子)が、乳や蜂蜜を貰いながら人々に愛され成長していく記録である。2枚目の画像では生後2歳を越えて大きく育ったた二匹が露天風呂に浸かり旨そうにビールを飲んでいる。氏によればビールをラッパ飲みして、グーグーといびきをかいて寝てしまうそうである。


◎岩波写真文庫111【熊】1954年1月10日初版/定価100円

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2 コメント

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田舎の熊 (勇舞satocyan)
2009-09-23 21:03:16
こんばんは。
先日の日曜日、八王子の大学のオープンキャンパスに行ってきました。昨年、今年の夏と、もう三回目です。最初の2回は真夏でしたので、うだる様な熱風の学内を見学しました。今回は、秋の風が漂う学内を歩き、栗やどんぐりが転がって、野山の風情を楽しむ事が出来ました。帰りは、シルバーウイーク真っ最中でしたので、高速割引と相まって、東富士五湖道路の須走り側の料金所から山中湖インターの辺りまで大渋滞でした。熊が出没とのニュースが報じられていましたが、本当に恐いし、何だか可哀そうにもなりますね。家内の実家は岩手県の北上山地の中にあります。年老いた母がいますが、最近、かなり人里近くで熊を見かけるようになった人がいる為、母独りでは危険なため山の家を引き払って街中へ住む事になりそうです。とにかく、凄い所で私も過去何度か妻と帰郷しましたが、野生の狐にも二度ほど遭遇しました。熊でなくて良かったです。
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殺さないで。 (寅の子文庫)
2009-09-24 03:39:46
勇舞サトちゃんこんにちは。
オープンキャンパスお疲れさまでした。私も10年くらい前までは毎年、高校生たちを連れて年中行事のように通っていましたが、あれから大学のほうは随分と様変わりしているようですね。帰り道、大渋滞とのこと!今後、高速の無料化は大歓迎ですが、排出ガスや渋滞のことを考えるとまだまだ課題もあるようです。クマの件ではテレビを見ましたがいつも考えさせられます。食糧不足で里に下りてくる動物たちと開発で山を切り崩してそのテリトリーを犯す人間と、一概にどちらが悪いと判断は出来ないようでもあります。人を襲う熊もその言い分を聞いてみなくては、その都度、駆除されては種の絶滅にも繋がるし、何とか共存という方法で上手に解決したいものです。
岩手の義母さん、どうかどうかお大事にね(^-^)
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