寅の子文庫の、とらのこ日記

本が読みたいけど本が読めない備忘録

芹沢光治良売れました。

2005年04月29日 22時35分25秒 | 売れた本と売りたくなかった本

芹沢光治良
の文庫本が2冊売れた。
ともに状態はよくない、並下。しかし思い入れの2冊、付き合いは長い。オンライン古書店なんぞ始めなければ本棚の奥で穏やかな余生を送っていたに違い無い。誰も買わないから大丈夫だよ~などとサクラを頼んで目録に載せていたが後の祭り。今朝、梱包する前にお別れ写真を撮った。

【告別/昭和54年初版/本人あとがき/定価260円】/左
新刊を 芹沢文学館 で購入、シスレーのカバー絵/が気に入っていた。

【弧絶/昭和30年初版/解説・佐古純一郎/定価70円】
20年以上昔に神田で見つけた、氏を語るには必読の書。

離れ離れにならなかったのがせめてもの救い。新しいご主人様のお手元で確り使命を果たせと笑顔で送り出した。北九州のSさん、どうか宜しく頼みます。