「大学ラグビー考」

関東大学ラグビーリーグ戦大東大を中心に、気の向くまま書いて見ます。ときには陸上にもふれます。H.Nakamoto

2020東京五輪を振り返って

2021-08-08 15:33:38 | ひととき

                            2020東京五輪を振り返って
  とても楽しい17日間でした。いろいろ感動をもらいました。人間の優しさも知りました。新しい知識ももらいました。

  考えさせられたのは、若い年代の台頭ということでした。今回の五輪で、入賞者も含めて日本のメダリストの年代が10代と20歳代の本当に若い人々が多かったということです。

  特に陸上の女子1500m、10000m、男子3000障害、そして体操などを見ましてもそれがよく分かります。

  オリンピックで自己新を出せる「力」は若い人々です。女子1500の田中さん、女子10000mの廣中さんは、走る度に自己新記録を塗りり変えて入賞しています。

  頑張ってくれた陸上男子100×4,400mリレーの選手たちご苦労さんでした。しかし、考えて見ますと、決勝でバトンミスが出たのも、予選で自己ベストにほど遠い結果だったからなのかも知れませんね。

  もし、予選で敗退していても、自己ベストに近い記録や自己ベストが出せていたら、自信を持って決勝を走れたと思います。

  世界のトップレベルの選手であっても、五輪のような大舞台になりますと焦りが出るのですね。それが、あのバトンミスに繋がったのかも知れません。

  われわれ国民の期待が重荷になっていることは確かでしょう。そう考えますと、あのバトンミスは、われわれにも責任があるように思われます。

  選手選考に当たっては、種目にもよりますが、決定の時期の問題があると思います。10代の若い人は、6か月足らずで、自己記録の大幅な更新が可能なのです。それは、田中さんや廣中さんを見てつくづく感じました。選考する側の年代も考えるべきでしょう。

  予選からの2日ごに自己新、日本記録を更新してしまうのですから、半年も1年も前に1番になっても、2番だった若い人に、大会の当日勝てるとは限らないのです。大変難しいことですが、パリ五輪の派遣選手選考ではよく考えて欲しいと思います。

  いろいろありましたが、スポーツは人々に大きな「力」を与えてくれことは確かです。一方で、反省すべき問題も多いと思います。是非、JOCには、「2020東京五輪白書」を作成して欲しいものだと願っています。



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