後半40分だけもう一度観る
学長先生から貴重なコメントを頂きました。ありがとうございました。
正月2日に行われた明治戦の後半40分だけ、オンデマンドでもう一度、観直してみました。平田選手がケガで抜けた後が何とも痛かったように思います。平田欠場でFW全体が前に出る機会をなくしたような感じですね。
試合後に、青柳監督が試合を振り返って語っていましたが、後半「スクラムの機会が少なくなり、徐々に明治のアタックの勢いを受けてしまった」ことが、今季の「大東ラグビー」が出来なくなった原因ではないかと感思います。後半、少ないスクラムの機会も、平田選手が抜けたことで真っすぐ押し込む力が弱くなってしまったのが、相手に走られる結果になり、悔しかったですね。
また、前半は明治がスクラムだけで5つもの反則を犯してくれたのですが、後半になって明治が風上に陣をとったこともあって、それまで攻めあぐんでいた明治のアタックが生気を取り戻し、大東の立ち位置が逆転してしまいました。何とも残念でした。
一方、明治の12番梶村、11番のウイング山村らBKの強さには驚かされました。スピードと鋭いボディ・コントロールが、疲れが見えはじめた大東のディフェンスを切り崩し、スペースが空くようになったところを衝かれて、トライを重ねられてしまったのが何とも虚しかったです。
明治梶村の鋭いステップを止めるのに、大東は2、3人のディフェンダーを必要とし、また明治の正確なパスワークにはノッコンがなく、大東の頼みの綱スクラムの機会がなかったことも後半大差を付けられる結果になってしまったように思います。
大東13番の逃げのキックを梶村がチャージダウンのトライ、後半の大東は明治の梶村一人にやられてしまった感じです。点差ほど明治との差はないと思うのですが。
1月6日に行われた日本選手権のサントリーとヤマハが49-7でしたが、9月2日に対戦したときは、両者の差が4点差でサントリーが勝ったのですが、得点は27ー24でした。大東と明治も春季大会では10点差だったこととよく似ています。新チームの活躍に期待しましょう。
そして負けた試合を何回もDVDで見返しました。
明治大学と比較すると練習試合等、実戦経験の差が結果としてでてしまったように思いました。
点差ほどの差は感じませんが大観衆の準決勝のプレッシャーの中、組織的な試合運びを維持した明治に対し大東文化は個人プレー、粗さが
あり、結果、ミスにつながり点差が広がったように思います。
このあたりは、他校と同じくらい練習試合を組んで実戦経験をチームとして積んでほしいと願ってます。
ただ、負傷者が続出した今シーズン、ベスト4
まで進出してくれた事につきましてはチーム全員に感謝しています。
PS 私は亡き原修太郎先生のゼミでした。シベリア抑留の苦労話を良く聞きました。