レベル高いですね。早慶、早明戦
11月23日に行われた伝統の早慶戦も、そして昨日12月6日に行われたこれまた伝統の一戦、早明戦でも、これが大学ラグビーだ、と驚くほどの気迫溢れるゲームを見せてくれました。
今季の早稲田のラグビーを見ていて、対慶応戦も、対明大戦もともに慶應、明治が有利と思われていたのですが、そんな下馬評は何処かに吹き飛ばしてしまったような、早稲田のゲームでした。明治の十八番を奪ったタテ
への攻め、特にモールの攻めは強力FWを誇る明治をもってしても止めきれず、2トライを献上してしまいました。
一方、明治もまた先手先手と常にリードを保っていたのもさすがでした。タテの明治がヨコに攻め、むしろタテに来る早稲田の攻めには防御に回らざるを得ないシーンがしばしばありました。そこには早稲田に速い攻めのラグビーが戻って来たからだと思います。
おそらく、あの鋭い早稲田の攻めは、明治だから守れる、明治だから止められたのだ、そう思いました。両校のレベルの高いラグビーを堪能させてもらいました。同時に、この両方のチームとは当たりたくない。そんな印象を受けたゲームでした。
今日のゲーム内容を帝京大戦でしていれば、早明が筑波より先に帝京を倒していたのではなかったか、そう思わせるようなレベルの高い、そして内容の濃いい対抗戦のラグビーを堪能させてもらった気持ちです。
帝京大に15対92と、あわや100点ゲームかと思われるような気の抜けたゲームを見せられていたファンは、ドキモを抜かれるようでした。早慶戦は32対31で早稲田が、早明戦は明治が32対24で辛勝しましたが、両軍の気迫、その息遣いが画面を通じて迫るものがありました。
明治は、帝京とともに6勝1敗で対抗戦16度目の優勝を飾り、また大学日本一に向けて大学選手権に向けて絶好のスタート台に立ったと言えそうです。対抗戦優勢の選手権に、リーグ戦の戦士たちの意気込みが欲しいです。往年の大東大の復活なるか、期待を込めて見守っていきましょう。
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