生家の敷地の隅に野鳥の巣と卵を発見。
半日前に近くの田んぼからカルガモのつがいが飛び立つのを見ていたので、あのカモか・・と思った。
でも、卵が大きすぎる。
ニワトリを放し飼いしている家は近所にはない。
となれば、キジかヤマドリか。
でも敷地内で見ることは滅多にない。
子供時代の積雪が多い冬に、熟柿を食べにつがいでやって来たのを見たことがある。
巣が隣接して二つあるというのは、ありえない不思議。
5月に帰省した折には、畑仕事が忙しくて、草刈りはいい加減にざっくりとやっただけで、巣の場所には近づいても接近はしていない。
今回の6月は草刈りも程々そこそこやっておかなくてはと思い、それでも一気にはやらずにいろんなことをやる合間合間に少しづつやっていた。
そうして最終日の朝に見つけたのだ。
一回も大型野鳥の姿は見ていないし、発見した折に触ったが卵に温かみはなかった。
見つけた時点で草刈りは一切やめて、と言うより、その気が失せた。
早めに発見していれば、その場所には接近せず、草刈機も使わず、双眼鏡で観察するに留めたのに。
前回すでにどちらかの巣を温めていたに違いない。
私が何も気づかず草刈機で近づいたから、巣を放棄して卵は死んだのだろう。
そうしてほとぼりが冷め、2回目の巣作り産卵抱卵がなされたのに、今回また私としたことが、なんにも気づかずに近づいたのだ。
数時間でも抱卵放棄されたら卵は死ぬらしい。
今回発見した卵もおそらく死んでしまっただろう。
三度目の正直はあるかどうか。
三週間後にまた帰省するのだが、そっと見てない振りをしながら確認したい。
追記;キジの卵は白ではなくグレーがかってるようだ。
そうして、カルガモの卵はニワトリより一回り小さい程度に大きいらしい。
すると、こいつはどうもカルガモのようだ(7/3記)。
でも、ひんしゅくを買わないようにT.P.O.をしっかり見極めなければと思うこのごろです。
「そつ」は雛が内側からたまごのからをつつくこと。
「たく」は親鳥が外側からからをつつくことを言います。
ひなは自分のくちばしでたまごの殻をつつき、生まれてきます。
少しずつ時間をかけて自分で自分の殻を割っていく・・・。
親鳥は子どものペースに合わせて、
それを応援する意味で、外から殻をつついてやる。
ひながまだつつこうとしていないのに、
親鳥が先につついて(からを破ってしまっては)ひなは生まれられない。
つまり、親鳥と雛のタイミングが合うと、
雛がスムーズに生まれる(たまごから出てこられる)という意味なのです。
だそうです。思い出しました。