昭和家庭史 光男編 (4) 同人誌群は昭和文学の源流 2005年12月21日 | 昭和家庭史 「見渡せば、小説家志願兵は、その数において沢山である。(中略)だが文壇に酸素を供給しうるものは、投書家でもない。諸大家の碌々たる書生でもない。希望をつなぐに足るは、今日の青年抵抗派、同人雑誌の作家である。」これは高見順の「昭和文学盛衰史」の中で語られている神崎清のことばである。この「盛衰史」の記録によると大正15年4月の全国の同人雑誌は164誌、同人関係者は1140人を数えた。 この流れ . . . 本文を読む