昭和家庭史 光男編(2) 「面影橋」店への住み込み 2005年12月13日 | 昭和家庭史 3日ぐらい通った床屋から光男が帰ろうとすると、店の内弟子が追いかけてきた。その日、光男は仕事着をうっかりしてしまい、店のご内儀のエプロンを借りて 仕事をした。内弟子も親方も不釣合いな姿を最初のうちは笑っていたが、やがて光男の腕に舌を巻く。顔ずりが巧みで、仕事が早い。内弟子は親方よりも光男の 腕は上でもあるように感じられ、できれば「はまって」(住み込んでの符牒)もらって仕事をしてもらいたい、とい . . . 本文を読む