BALIぴあNote

Pianoと納豆と、そしてBALI

自分の楽器

2018-01-26 23:15:30 | piano
たとえば ヨットマンが自艇を自らの手でメンテし、ピカピカに磨き上げ、大切に大切に自分仕様に作り上げていくように、

楽器演奏者も本来は自分の楽器に対してそのようであるべきなのだろう。

管楽器や弦楽器の方々はたぶんそうかもしれない。

しかし、ピアの演奏者はどうか。
ピアノは大きくて重くて
自分で音も合わせられず(中にはできる方もいらっしゃるかもしれないが)、
楽器の状態に敏感ではあっても
それを自身の手でなんとかしようとか
もっと自分好みの音やタッチにするために自分で楽器をいじろう
などとは 思わないのではないだろうか。

そういうことは手に負えないことなので
調理師さんにお任せしてしまおう
という考え方がごく一般的だと思う。

確かに調理師さんの方が音に関してはプロなので お任せしたほうが良い結果になると思うのだけれど

せめてピアノの構造と仕組みくらいは
勉強して知っておきたいものだと
最近強く思うようになった。

自分はあまりにも知らないまま来た。

知って弾くのと
知らないで弾くのととでは
出したい音に近づくための工夫の幅が広がると思う。