最初の手術が、この人工膝関節でしたが、軟骨の失われた足はくの字に曲がってまっすぐ伸ばすことが出来なかったのです。
寝るときも、上を向いたら曲がった足の膝が痛いので横向きに寝ます。
もともと横向きに寝ていましたが、何度も寝返りうつ中で上を向けないのはつらいものです。
一度でも良いから、足をまっすぐ伸ばして上を向いて寝たいものだと切実に思ったものです。
もちろん歩くにも膝に激痛があり、10メートルおきには休みながら歩いたていました。
真冬のさなかでも、痛みでびっしり汗をかいて歩いていましたよ。
手術が終わって、足を伸ばして寝ている自分の姿に感動したものです。
初めてトイレに行って車椅子から便座に移るのに、瞬間でも手術した足をつかなくてはなりません。
ほんの一瞬でしたが、膝の痛みがまったく無いのに、またまた感動でした。
本格的な歩行練習に入ってからも、こんなに痛くなく歩けるものなら、なんで今まで我慢していたのだろうと反省したものです。
膝の人工関節は、特殊を除いて120度にしか曲がりませんので、正座はできませんが歩くのに何の不自由もありません。
股関節のように脱臼する危険もありませんが、大きな傷を残しますのでスカートははけないでしょう。
私も手術後、一度もスカートははいていません。
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