女社長のブログ《伴海日記》

おかげさまで今年は10周年を迎えます
伴海エンタープライズ株式会社の社長であり歌手
浜砂伴海の日記

水の中で空っぽ

2012-08-14 | 

長い髪を乾かすのは億劫。それに、ゴーグルも嫌い。

だからもっぱら、水中を歩く。

時々飽きて、顔を上げたまま平泳ぎ。

けれどほとんど、ひたすら歩いている。

緑の中にある区立プールはガラス張りで、開閉式の天井は高く、

太陽燦々。毎日のように来てる人は真っ黒だ。

肋骨の骨折やらで、長い間こわばっていた体がほぐれてゆく。

水は優しい。水に心身ともに預けて、放浪者のように、

夢遊病者のように、ただただ歩く。

時にこの時間がもったいないような気がして、

あれこれ考えをまとめようとか、歌詞を覚えようとか、

ながら族の私は試みてみるのだが、

駄目。一向に、まるっきり、駄目。

あれ、今私何考えていたっけ?と思い出そうとしても、

何も無い。何も考えてない?そんな訳無いよなぁ。

けれど、1往復、いや、片道終わった時点で振り返ってみても、

何も無い。不思議。

何も考えないでいる、ということが私に出来るとは思えないのだが、

水の中ではそうなのだ。完全に「無」の境地。

空っぽの私。

ああ、だから浮くのかなぁ。

 

体をほぐすために通ってたつもりが、

すっかり心をほぐされているのに気づく。

皆さまも、お試しあれ。

 

 

 

 

 

 


夏が来れば百日紅

2012-08-13 | 

父の初盆である。

去年の夏に逝った父。

サルスベリ。百日紅って書くんだね。

夏が来れば思い出す・・のは、遥かな尾瀬ではなく、

百日紅狂おしく咲き乱れ、ゆらゆら陽炎。

立ち上る熱気の中で感じた、父の気配。

 

空が青ければ青い程、太陽が熱ければ熱い程、

心は静かで、悲しくて、

汗がぽたぽた、涙のようにこぼれ落ちる。

そんなとき咲いているのは百日紅。

青空によく映えて、風に揺れる花。

 

生前父が釣った大きな大きな黒鯛を、母が焼いてくれた。

父の魚専用の、マイナス何十度かの冷凍庫に保存されていた。

「美味しいよ。パパ」

嬉しそうな父の顔が目に浮かぶ。

一緒にビール飲んで、ワインも飲もう。

我が家の庭は、キュウリが豊作だよ。

サルスベリもこんなに咲いてるよ。

 

夏が来れば、百日紅。

百日紅は父の花。

 

 

 

 

 


ピアノの先生と

2012-08-11 | 音楽

子供の頃から、音大受験まで習ったピアノの先生。

大学は声楽専攻だったので、レッスンは行かなくなったが、

その後は年を重ねる毎、先生とは師弟関係というよりは、

大学の先輩後輩の様な(実際そうなのだが)関係になりつつある。

女同士ならではの話題で盛り上がる時、年の差が縮まっているのがわかる。

不思議だ。子供の頃、先生の前では怖くて喋れないくらいだったのに。

 

先生は、カシワ・デ・シャンソンの時は必ずいらしてくださる。

そして愛情こもったお手紙を必ずくださる。

そこには私の歌への感想や、先生のお友達の反応、

先生として、先輩として、そして同じ女としての気持ちが、

飾り気のない言葉で綴られている。

離ればなれ、音信不通になる人も多いというのに、

もう何十年も親しくさせて頂けてることに感謝。

そして今の私を見て(聴いて)頂けることに感謝。

 

その先生からのお誘いで、全日空コンチネンタル。

一緒にお泊まりのご予定だったお嬢様が都合悪くなり、

「ともみちゃん、よかったらいらっしゃらない?」

急きょ私がお邪魔することに。

 

先生は東京湾の花火を、ご子息宅で楽しまれた後ホテルに向かう、

とのことなので、待ち合わせは夜の9時過ぎ。

ホテルのバー。ちょっと早めに行き、ワイン飲みながら先生を待つ。

ピアノとダブルベースのステージが2回終わって、先生がみえた。

「私お酒飲めないのよ」

相変わらずお目目が大きい。綺麗な先生。

しばらく喋って、部屋へ行く。

先生と、こうして寝間着すっぴんで、話せる時が来るなど

思いもよらなかった。机の上にメモ。先生の字で

 

「今夜の女子会のテーマ:

 明るく 希望のある 話と夢を語る会」

 

好きだなぁ。先生。チャーミング。

ベッドで喋りながら、お互いウトウト。いつの間にか眠ってしまった。

翌朝はビュッフェで盛りだくさんの朝食。

お喋りしながらゆっくりいただく。

12時チェックアウトだから、お部屋でのんびり。

先生のリクエストでTV『題名のない音楽会』をつけると、

おお。なんと、昨夜話題にしていた辻井伸行さん。

しかも弾いているのは、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。

先生と私は顔を見合わせて大喝采。

そう、何を隠そうこの曲こそが、私がピアノを習いに行くきっかけ。

しかも、それを弾いてるのが我々の大学の後輩。

なんというタイミング。引き寄せ。うわぁ。感動。

「ともみちゃん、やっぱり私たちは縁があるのよ」

 

ご縁に感謝。

つかの間の旅気分。濃厚だった。

先生、ありがとうございます。

音楽に目覚めた時のことを思い出した。

また旅しましょう。

その時はきっと。もっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


肝臓を病みまして

2012-08-09 | 

肝臓を病んで、もうひと月以上。

あ。私ではなくてうちの箱入り娘ね。

6キロあった体重が、4キロに激やせしたBIBI。

血液検査したら肝臓がかなりヤバい状態だと。

検査結果の数字を見て愕然。

朝晩薬を飲ませて、肝臓病の猫専用フードを食べさせ、

暴れん坊息子CHARとは完全に隔離し、

毎日ブラッシングしながら

「ごめんねごめんね」

「いいこねいいこね」

「治るよ治るよ」と体をさする。

すると、

数字がだいぶ下がって来た。

それに元気。食欲もある。

薬飲んだらブラッシング、というのを習慣づけたら、

自分からベランダにとことこ出て行く。

喉を鳴らして、機嫌も良い。

もう15歳なのね。

BIBI愛してるよ。元気になってね。

 

 

珍しく遊ぶBIBI

 

 

 

 

 

 

 


秋が立つ

2012-08-07 | 美風景

地球という星は、健気に回る。

季節は美しく巡り来る。

守らねばならぬものは、

気の遠くなる程繰り返されて来た、普通のこと。

太陽の光。青い空。清らかな水。

風の中に秋の匂いが混ざる。

季節の匂いがする風。

守りたいのはこれだ。

公園の歩道橋のスズメ達。。。

 

 

 

 


もてもて

2012-08-05 | 

スケジュールが埋まって行くのは良いが。

今月は仕事よりお付き合いの方が多いなぁ。

これで良いのかなぁ。

こんな時もあるかなぁ。

うーむ。

 

良き出逢いと、ご縁に感謝します。

ありがとう。

ありがとうございます。

 

 

 

 


我が良き友よ

2012-08-03 | ライブ・コンサート

昔のバンド仲間のライブ。立て続け。こちらも良いライブだった。

先日のたった二人の編成とは逆で、ここんちは大人数。

観客も子供から大人まで幅広い。

良いねぇ。夏休みだねぇ。楽しいねぇ。

ベーシストのタケシは、私が一緒にバンドやってた頃より、

ずーーーっと、カッコ良い。色っぽい。

しかも、リードボーカルやってる。ベース弾きながら。

おお。このスタイル、良いね。

女房子供も応援にかけつけ、ステージのパパを見守っている。

その姿が何とも微笑ましい。

この日、ドラマーが怪我でドタキャンだというので、

急きょワカバヤシ君も借り出され、カホンを叩きまくるという結果オーライ。

オーガニック・レストランでの投げ銭ライブ。

ミュージシャン達の発するラフで自由な雰囲気と、

お店の持ってる心地よい空気で、

みんなHappyな顔になって、機嫌良く帰ってった。

我々は、名残惜しく残っていた。そして店が閉まるので移動。

終電気にしながら飲んでたのに、ま、いっか。

話す程、飲む程、彼らの顔見てたら、しみじみ嬉しくなってしまったんだよ。

あの時、この時、あの場所。私たちが一緒に居た時代。

みんな私より年下だけど、出遅れてバンドなんか始めた私を育ててくれた。

感謝しているよ。皆のおかげだ。

そして紆余曲折。私は音楽を仕事にしたけど、彼らは違う世界に行った。

いろんな沢山の事と、時を乗り越えて来たんだよね。

今、彼らが音楽するとき一番輝いているんじゃないかな。

若い時より今の方が素敵だなんて、素晴らしいね!

私はどうかな?そうありたいな。

久々の朝帰り。久々の二日酔いです。。。

でも幸せなお酒でした。ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 


8月1日朝8時

2012-08-01 | 美風景

8月か。。。

とりあえず朝の散歩。

やはり夏は、自然と足が水辺に向く。

近所の公園のカモちゃん達元気だな。

それより、カモよりでかい鯉がいっぱい居てびっくり。

見れば、パン屑ををあげるひと達。

池に投げたり、スズメにあげたり。

みんな栄養たっぷりね。

 

8月。8月なのか。馬鹿みたいにつぶやく。

呆然と池を眺めていた。

寄り添って泳ぐ鯉のカップル(?)

気持ち良さそう。

仲良きことは美しき哉。

泳ぎたいなぁ。明日はプールかな。