2016/08/20 国立演芸場 八月中席
桂歌丸噺家生活六十五周年記念公演の千秋楽。歌丸さん、今月80歳になられたそう。
しかも月初めまで腸閉塞で入院なさってたとのこと。いやはや、天晴れでございます。
三遊亭圓朝作「江島屋怪談」太鼓の音が「ドン!」と同時に照明が「バッ」と変わって、心臓が「どきっ」
初めての国立演芸場。息づかいが聞こえてくる距離。歌丸さんのオーラに圧倒される。
体重30キロ台!?嘘でしょう?舞台の上で大きく見える。
ステージでハイヒール履いてる私とは違う。そこに座ってらっしゃるんだもの。何なのだ、この存在感。
御歳80歳で「人生の折り返し地点でございます」とさらりと言ってのける、粋な歌丸さん。
一語一句、目線、身振り、お作法。自分の芸(歌)と重ねながら観聴きし、背筋が伸びる思い。
極めるということをお勉強させられました。ありがとう。そして、おめでとうございます。