女社長のブログ《伴海日記》

おかげさまで今年は10周年を迎えます
伴海エンタープライズ株式会社の社長であり歌手
浜砂伴海の日記

外谷東さんとリハ

2012-10-23 | 音楽

昨日、今週土曜日の湯島《右近》おでん屋ライブのために、外谷さんとスタジオ。

久々にみっちり、18曲。歌いっぱなし。この幸せを、なんと表現すれば良いの?

先日の帝国ホテル。久々の外谷さんとの演奏は、しみじみとした感動を私に残した。

懐かしさ?違うなぁ。そんな薄っぺらなものではない。

思えば遠くに来たもんだ。お互いが別の場所でそれぞれに苦労して、成長して、

(ようは、歳とって)再会して、一緒に演奏した時のあの感動。

私にとって外谷さんは「古女房」的存在。古いのよ。女房なのよ。

私が女なのに、そう思わせる何かを彼は持っている。

 

何年前だろう?私は駆け出しのシャンソン歌手で、

彼はシャンソンをまだあまり弾いたことが無いピアニストだった。

偶然の巡り合わせで、初めて会った場所で、我々はリハも無く演奏せねばならなかった。

あの時の感動が蘇る。たぶんお互いに「シャンソンなんて・・・」と思ってた二人が、

皮肉にもシャンソンを演奏することで、もの凄い集中力の中で相手を認識し、理解した。

彼はジャズの世界のひとで、しっかりと自分の世界を持っていた。

私は、訳わからないうち気づいたらこの業界に居て、生業としていて、もがいていた。

けれどその日歌いながら、かすかな「光」のようなものを見たようで、嬉しかった。

外谷さんとの出逢いで、救われたのだ。

 

その後十数年。紆余曲折。私は歌うことが嬉しい。楽しい。面白い。

歌っていて良かった。沢山の出逢い、ご縁、幸せは、歌ってなければこの手に無い。

私はシャンソンの他に、ジャズや昭和歌謡、自分のオリジナルも歌うが、

「歌心」うたごころは、一つだ。私の中では繋がっている。

自分の中ではすごくシンプルなことだけど、それを外に出すのは難しい。

孤独だと出来ない。女房が必要なのだ。

 

さて、11月27日土曜日。湯島《右近》での Salon de Bankaii お楽しみに。

古女房ピアニスト外谷東氏と、古旦那ドラマー若林竜丞氏による、フルフルサウンド。

おでん屋に真っ赤なピアノを持ち込み、ドラムセットも従えて、私は何処で歌おうかな。。。

 

畳、一畳分ほど空きました。

よかったらご予約、お早めにご一報くださいませ。

 

(photo)

日曜日に下館で頂いたお花とお菓子を、大好きな珈琲と一緒に。

沢山歌った翌日の朝。最高の癒し。ご褒美。

ありがとう。