女社長のブログ《伴海日記》

おかげさまで今年は10周年を迎えます
伴海エンタープライズ株式会社の社長であり歌手
浜砂伴海の日記

未来を信じて

2011-09-07 | ライブ・コンサート

つくばEXで「柏の葉キャンパス」へ。

ここには千葉大や東大、国立がんセンターなどがあり、

そしてなにしろ緑豊かな広大な公園があり、

柏も広くて奥深いなぁと、元柏市民だった私もつくづく感心してしまう。

今日はこちらにある「さわやかちば県民プラザ」ホールでコンサート。

辻村寿三郎さんと、川崎員奥さんと、お人形達も一緒だ。

今日は一般の方は入れない。特別なコンサート。

柏市私立幼稚園協会の、特別研修会なのだ。

柏には私立の幼稚園が33園もあるそうで、

その先生方、関係者が、4百数十名集まった。

研修???

何やら固い雰囲気?

しかもなんとまぁ、客席のほとんどが「二十歳代」

うわぁ~。ある意味圧倒される。

私の得意分野(中年~老年!?)とかけ離れている。

でも我々はいつものように「伸び伸び」歌い、舞うだけだ。

最初固かった客席も、徐々にほぐれてゆく。

JAVAの手拍子なんて、パーフェクト。

オジサンおばさん達(失礼!)ではこうは行かない。

うーむ。さすが、若い! というかやはり、

幼稚園の先生だもの。リズム感が良いのですよね。

 

寿三郎さんが、「あなた達には未来がある」とおっしゃった。

毎日、新しい「明日」が来る。

毎日ひとつ、「昨日」と違うことをやってごらんなさい。

そしたら、一年で365個、何かが出来る。

しかも、若いから沢山、何年もできるでしょう?

素晴らしいじゃないですか。

 

ほんとだね。毎日ひとつずつ、新しい何かができるなんて。

素敵だ。

 

震災後、柏は放射線のホットスポットといわれ、

特に小さなお子さんを持つ家庭のストレスはもとより、

幼稚園の先生方のご苦労は計り知れない。

けれどステージで、そういう内容の話はしなかった。

ひととき、別世界へ心の旅をしてもらえれば良いと思った。

 

あっという間に最後の曲になった。

私は幼稚園の頃の自分を思い出し、そして今の自分を思った。

今目の前にいる若い先生達が教えている園児達も、

いつかはこんなに大きくなり、立派に(?)なる。

未来を信じて今を生きましょうよ。

 

私は、今日までの人生に悔いはない。

良い事も悪いことも、たいして変わりはない。

だって私の人生は、今日また、

ここから始まるのだから!

 

というシャンソンを最後に歌います、といって

「水に流して」

寿三郎さんの人形が、舞台を悠々と舞う。

上手く話せなかったけど、若い皆さんへ。

この歌が、私からのメッセージだ。

 

いろんな方のご縁で、このコンサートは実現した。

そのご縁をさかのぼってゆくと、私の父がいる。

父は会場にいたと思う。確かに。

今日のコンサートを一番喜んでくれたのは父に違いない。

 

この出逢いと、ご縁に、心から感謝して、

そしてこれからも大切にしていきたい。

 

また逢いましょう。

お互いに、新しい何かを身につけて。未来を信じて。

 

ありがとうございました。

 

写真は、楽屋でのお人形達。

左から、レンちゃん、梅川、ジョジョ

全て、辻村寿三郎作品