女社長のブログ《伴海日記》

おかげさまで今年は10周年を迎えます
伴海エンタープライズ株式会社の社長であり歌手
浜砂伴海の日記

夢から覚めて

2008-12-27 | 音楽
「終わりましたよ~」
の声で、夢から覚める。
CDが1周したのだろうか、2周だろうか。
再び La vie en rose が聞こえる。

ああ私の人生、
ある意味薔薇色の人生かもなぁ。
幽体離脱状態で思う。
酒と薔薇の日々、
と言った奴もいたなぁ。
酒と薔薇といやぁピアフだよなぁ。
オペの最中ピアフソングに包まれて
幸せじゃん私ってば。。。

麻酔の先生が顔を覗き込んでる。
何か言わなきゃ。
「今かかってるCD何ですか?」
おいおい、それが開口一番いうセリフかいっ。
「リラックスする音楽のCDなんですよ」
とのこと。いろんな曲が入ってるみたい。
ふぅーん。
「眠らせてもらえてよかったね」
と、主治医の先生。
まったく。
あんなの目も耳も起きてたら悪夢だよ。
でも麻酔の先生によるんだって。
前日説明受けた時は、違う男の先生で、
お、イケメンじゃん、と思ったが、
「眠らせません」とはっきりのたまったので、
私はびびりまくっていたのであった。

私は主治医や執刀した先生にお礼いうの後回しで
「あなたのおかげで助かりました」
と麻酔の先生の名前聞いて心にメモった。
次回指名できるのかしら?
と考えていた。

けど次回なんて嫌よっ!!!

薔薇色の人生でトリップ

2008-12-27 | 音楽
昨日、無事手術が終わりました。
私の体の中の一部を切り、
良からぬものをとってもらいました。
詳しく書こうと思えば
書けないこともないのですが、
ご気分悪くされると困るので書きません。

私にとって、初オペ。
あの手術室のライトなんてテレビでしか見たことないし、
「うわ~本物だぁー」
とミーハーな気分で自分を盛りあげたものの、
やっぱ、怖かった。
手術着というのはほんと機能的にできてて、
あれ一応着てるけど、ばりばりスナップ外されて
結局丸裸同然。
裸の体をくの字に曲げて麻酔を背中に打つときなんて
情けないのなんの。しかも押えつけられてるし。
でも麻酔の先生優しい「女の子」って感じの
小柄な女性で、ほんとーに優しくしてくれた。
注射は痛かったけど。

恐怖におののいてると、うっすら聞こえてくるBGM、
あれ?どこかで聞いたような...
おお。スペイン語みたいだけどこれは確かに
「愛の讃歌」(たぶんジプシーキングス)
続いて「薔薇色の人生」

薔薇色の人生を聞きながら、
私は完全にトリップしていた。
そう、痛みの時は終わり、麻酔が効きはじめたのである。