tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

三軒茶屋

2017-06-18 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
朝からずっと雨模様で、散歩というほどは歩かなかった。

13:00前頃に三軒茶屋駅に着く。
駅が地下にあり、駅を出ると高速道路の高架橋ばかりが存在感を示している街というのは、
あまり魅力に感じない。
日本橋や六本木などもそうだ。

北口の地上に出て、あてずっぽうに歩き出し、ランチの店を探す。
パスタをメニューに出す店、つまりイタリアンが目につく。
しかもどこもなぜか「ラグーソース」ばかりだ。
僕らはランチでパスタを選びがちなので、今日はパスタ以外にしようと言う。
飲食店は多いようで、歩けばすぐに別の店にぶつかる。
そうしていくつか立ち止まりながら、和風ののれんが見えて近づくと、鉄板焼きの店。
たまにはこういうのも面白いかも知れないと、そこに決める。リーズナブルだし。
お好み焼き(ミックス)と、焼きそば(五目)。
卓も椅子も壁もみんな油が染みついているのが、いかにも。
具材が来る。
お好み焼きの種の入ったカップというのは、どうして「ぎりぎりまで小さく」されているのだろうか?
大きければ混ぜやすいのになあと思うが、卓の「鉄板以外」の敷地面積からすると、
これくらいのサイズが邪魔にならなくていいのかも知れない。
あるいは、大きくてゆとりがあるとぐいぐい力任せに混ぜすぎてしまい、
種に空気を入れてふわっと仕上げる上手な混ぜ方にならないので、
小さい器でこぼさないよう恐る恐る混ぜるくらいでいいのかも知れない。
焼きは連れに任せる。
見ながらあれこれやり方に口出ししてみるが、自分の小賢しい意見などより
連れの腕前を信頼している方が美味しく仕上がるに決まっている。
美味かった。もう1種類くらい何か焼いてもよかったかもしれない。

14:00前、世田谷線の小駅の踏切に向かう。
ここで係の人と待ち合わせて、リフォームの戸建て物件を見学することになっている。
車の入れない狭い路地を進み、完成した物件へ。
住人の方はここで商売をなさるそうだが、近隣住民以外は絶対に通らなそうな路地なので、
本当に「知る人ぞ知る」ような存在の店になりそう。
余計なお世話ながら、これで商売が成り立つのかな?と不安になる。
もっとも、僕には縁のない、ある種ディープな世界の商売だから、
僕の邪推では窺い知れないような豊かな鉱脈があるのかも知れない。
住人の方はとてもポジティブな印象だった。人脈も広げやすい人なのかも知れない。

1時間ほどでそこを辞する。雨が降ってきた。
下北沢まで歩こうかという話をしていたのだが、雨が鬱陶しいので三軒茶屋へ戻る。
キャロットタワーの最上階・26階に昇り、レストランでケーキセットの休憩。
東側、つまり渋谷側の窓辺の席に座るが、雨で視界は優れず、
渋谷のすぐ先の六本木ヒルズですら霞んでいる。

活動的とまでは言えなかったけど、それなりにイベント感はあった休日。