tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

眼医者に行く

2017-06-08 23:00:00 | 今日の出来事
午後の半日休をとって眼医者に行った。

このところ、右目に霞がかかるというか、残像がちらつくというか、ぼやける・歪むというか、
違和感を覚えることがあったので、それを診てもらいに。

視力検査(裸眼視力は「0.02」…)、眼圧検査(目玉に圧縮空気をシュボッと吹きかけられる)、
そして診察。目に強い光を当てられて医師に覗きこまれる。
眼球の表面は特に問題ないようだが、精密検査をしてみる、とのことで、
瞳孔を開く目薬というのを差される。
目薬が効くのを30分待ってから検査するとのことで、いったん待合室に。

雑誌を広げているが、徐々に字が読めなくなってくる。ピントを合わせられないのだ。
窓の外に目をやると、空の雲が異様なほどギラギラと輝いて、白く飛ぶ。
カメラで言うところの「露出オーバー」の状態。

その状態で眼球の画像を撮影し、再び診察。
「視神経乳頭のへこみ」に若干の膨らみが見られ、それは緑内障の初期症状の可能性も否定できない、と。
ちなみに、僕が異常を訴えた右目より、左目の方にその傾向は現れているという。
(ならば、僕の右目の違和感の正体はなんだったのか、
ドライアイ?飛蚊症?と、もっと突っ込んで聞いてみるべきだったと、後になって思った。
そうとは診断されていない以上、そうではないのだろうが)
正確に緑内障かどうかを診断するには、後日、「視野検査」をお勧めする、と。

2種類の目薬の処方箋を渡され、病院を後にする。
(「目の調節機能を改善します」という「ソフティア」と、
「目の表面を保護し、傷の回復を助けます」という「ヒアロンサン」)。

帰り道がすさまじかった。

家々の壁や塀、横断歩道の線など、ありとあらゆる「白いもの」が、
強烈な輝きを放って目に飛び込んでくるのだ。
「目薬を差してから6時間は車の運転などはできません」と言われていたが、まさにその通り。
もちろん会社でパソコン仕事などもできなかった。
眼医者には出社前の午前中に行こうと考えていたこともあったが、
今日のように後半休で行ったのが正解だった。
とにかく眩しいので、瞼を半分閉じて、薄目の状態で歩く。
死ぬとこのように瞳孔が開くと言うが、
そこで「光り輝く天使が目の前に舞い降りた」みたいな臨死体験があるとしたら、
きっとこういう状態から来る誤認なんだろうと思った。

家に帰っても目が使えないのでやることがなく、テレビをつけたが見入る気にもならず、
昨日梅雨入りしたくせになぜか今日は灼けるように容赦ない晴天で、
特にこの時間帯の西日の照りつけはひどく、早く日が暮れてしまえと願った。