せっかち散歩

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ツツジの季節 ~ ヒラドツツジ、モチツツジ、キリシマツツジ、クルメツツジ

2013-04-28 | 日記
もうツツジがあちこちで咲いている。公園や街路の植え込みには赤紫、桃色、白などの大型のヒラドツツジと思われる花が満開。


ヒラドツツジ 「オオムラサキ」


ヒラドツツジは長崎県の平戸に古くから植栽されておりここから各地に広まった。そのうち最も有名なオオムラサキはヒラドツツジの品種群のひとつと言われている。


雄しべは10本。



モチツツジ 「花車」?

農家の花壇に植えられたモチツツジ。びっしり花がついている。5枚の花弁が完璧に裂けたモチツツジの園芸品種で「花車」だろうか?


こちらはいつもの公園でみつけたモチツツジ。モチツツジは主に西日本の低山地や丘陵地に自生している。








モチツツジの名前の通りがくや柄などに腺毛がたくさんあり触ると粘つく。そのためにたいていがくに小さな虫がついている。雄しべは5本。



キリシマツツジ

公園に水平にきちんと刈り込んだ面を覆った深紅色の花が遠くからでもよく目立つ。小さめの赤いツツジだからキリシマツツジだろう。キリシマツツジは九州に自生するヤマツツジとミヤマキリシマの種間交雑種といわれている。


雄しべは5本。



クルメツツジ 「太陽」

温室の横で真っ赤な塊りが燃えているように見えた。遠くから見て一体あれは何だろうと近づいて初めてツツジであると知った。名札にはクルメツツジ「太陽」と書いてある。




あまりにも花全体が赤過ぎて花の構造が確認しにくい。雄しべは10本あるようだ。


クルメツツジはキリシマツツジから品種改良され九州久留米地方で栽培された品種グループの総称。江戸時代中期に江戸に運ばれ江戸染井を中心に全国的に栽培が大流行したという。

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